web-201809-セクハラ座談会

【覆面座談会】「僕たちのホンネ、僕たちの言い分」(試し読み)

営業職、介護職、企業の社長として働く男性たちが、
セクハラについて女性へのホンネと言い分を赤裸々トーク!

さん(38歳)
某上場企業に勤務。営業部に所属し、日々外回りに奮闘。独身。

さん(35歳)
介護センターに勤務。チームを取り仕切る班長を務める。既婚。1女(3歳)の父。

さん(45歳)
IT系の中小企業の社長を務める。既婚。1男(15歳)の父。

◆◆◆

「ハラスメント」に対する日本と海外の差

 この前、とある上場企業の海外支店の方と話したんだけど、たまたま「ハラスメント」の話題になったんだよね。
 最近、日本でも芸能界や政界でセクハラ問題が騒がれていますけど、海外ではどうなんですか?
 アメリカではセクハラやパワハラとか、ハラスメントを防止するためのマニュアルが企業でつくられていて、全社員が必ずそれを学ぶみたい。
 日本だとハラスメント自体を罰する法律はありませんが、アメリカにはありますよね。
 そうそう。訴えられてしまうから、会社の危機管理として社員研修は当たり前みたいだよ。
 でも相手が「セクハラだ」と思ったらセクハラになってしまうから難しいですよね。
 イケメンが肩に触れて「ありがとう」って言ったら「あの人優しい!」って喜ぶ女性は多いけど、普通のおじさんが同じことをやったらいやらしく感じる人もいるし。
 頭が禿げているだけで許されないこともあるからね(笑)。
 それはつらいな~。

コミュニケーションって難しい!

 今、ヨーロッパの企業とやり取りをしていて、そこの社長が女性なんだけど、どんな話題が大丈夫で、どんな話題がタブーなのかがよく分からなくて困ってるんだよね。商談をする上で、コミュニケーションは大事だと思うんだけど……。
 何が〝地雷〟になるか分からないですもんね。
 そう。ご結婚はされているのかとかお子さんはいらっしゃるのかとか、プライベートの部分を聞いてもいいのかどうか。少しはプライベートのところにも入っていかないと、商談ってうまく進まないんだよ。
 僕は、「この人のここがいいな」と思うところがあれば、ストレートに伝えるようにしていますよ。
 例えばどういうふうにですか?
 スタイルがいい女性だったら、「すごくスタイルがいいですね! 何かボディメンテナンスをされているんですか?」っていう感じで、まずは素直にその人を褒めて、その人のストイックさや努力をされている部分に話題を持っていくんです。
 さすが営業職。切り出し方がうまいですね。
 そうすると、初めて会った方でも打ち解けやすくなるんですよ。
 僕なんか次の言葉が出るまでに3秒くらいかかっちゃうから、その間にセクハラだって思われちゃう(笑)。あと女性社員への注意の仕方にもすごく気を使うな~。
 それも難しいですよね。
 以前、男性社員と同じように女性社員に注意したら強く聞こえたみたいで、パワハラっぽく捉えられてしまったことがあったんだ。
 僕も仕事が詰まっていると、つい女性の部下にもキツく接してしまうことがあります。
 心に余裕がないと、言葉も鋭くなっちゃいますよね。
 先方との急な対応で無理なお願いをすることもあって。そういうときは後で必ずフォローするようにしているんですよ。
 どんなふうに?
 女性に人気の高級スイーツ店のタルトを買って差し入れするんです。結構高いんですけど(汗)、お詫びの気持ちも込めて。そうすると、その後の仕事がスムーズに進むんです。ちょっとした気遣いって大事なんですよね。

後輩から相談された〝逆セクハラ〟

 Bさんは介護職ですよね? 介護の世界ではセクハラってあるんですか?
 患者さんに対してはないんですけど、女性のほうが多い職場なので〝逆セクハラ〟はあります。
 女性が主力の職場だとそういうこともあるんだ。
 はい。この前も後輩から相談されたんですけど、日常的に目上の女性たちから、スキンシップとしてお尻や〝前〟を触られるみたいで困っていました。
 え、前も!?
 はい(笑)。職場のメンバー全員で飲み会を開いたときには、女性の部長が酔った勢いで男性社員に馬乗りになったことがあって、ちょっとした〝事件〟になりましたね。
 それはちょっと行きすぎだね。
 今、グイグイくる女性も増えていますからね。
 そうですね……ちょっと今度紹介してください(笑)。
 こらこら(笑)。
 被害を受けるのは圧倒的に女性のほうが多いと思うんですが、女性からのセクハラで悩んでいる男性もいるっていうことも知ってほしいですね。

女性を〝武器〟にして仕事を取る人も……

 「職場の環境改善のためにはハラスメントの防止ガイドラインをマニュアル化して社員に覚えさせることが大切だ」っていうけど、逆に女性であることを〝武器〟にして仕事を取っている人もいるから何とも言えないところがあるよね。
 確かに、そういう女性もいますね。
 僕が以前働いていた会社で年収2000万円くらい稼ぐ女性がいたんだけど、子供がいるからってことで定時になるとサッと退社してたの。でも本当は帰宅せずに、いろんな企業の上役の人と食事に行って仕事を取ってきてたんだ。
 やり手ですね~。
 仕事はしっかりされていた方だし、悪いことだとは思わないけど、そういう女性もいるから男性側だけが責められるのもどうなのかな? と思うときはあるな。・・・・・・

★続きは本誌でお読みいただけます。

アユハ2018年9月号表紙 (590x800)
続きは本誌へ