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「芸術で魔を追い払うことはできる?」美と降魔について 第4回【試し読み】

2017年9月7日、東京都・幸福の科学 特別説法堂で説かれた法話から抜粋してご紹介します(全4回)

前回は、芸術においては、天上の美を描いた作品や人生の糧となるような作品が増えていくことが大切であるという話をしました。

紂王と「傾国の美女」妲己

「美」に関して言うと、「傾国の美女」という言葉もあるように、中国の歴代の国王などで、あまりに美女を求めすぎた人はだいたい、国を傾ける傾向があります。悪政をし始めると言われているのです。

このあたりのところは、霊的な眼がないと分からないところがあります。

古くは、今から三千年くらい前の殷朝の時代に、紂王という王がいました。その妃は、妲己という天下の美女だったらしいのですが、〝九尾の狐〟が入っていたと言われています。紂王はこの妲己に入れ込んだために、暴政を敷き、民を苦しめたのです。それを祓うために道士や仙人のような人たちが活躍するという小説もあります。

その話が映画にもなっていたのですが、CGを使いすぎていて、ちょっと観るに耐えないものになっていました。最近の映画はCGも多くなっていますし、カンフーをやらないと中国映画にならないものの、CGとワイヤーアクションを多用すると、非現実の世界ができ上がってくるのです。

「酒池肉林」という言葉は、この殷の紂王と妲己の話から生まれました。池に酒をなみなみと注いで、船を浮かべ、肉をかけて林のようにしたことから、酒池肉林という言葉ができたようです。そのため、紂王は悪王の代表のように言われています。

このように、美女は権力者を狂わせたりするのにも機能するので、昔から、宗教的なものはそれを戒めたりすることが多いのです。あるいは、中国では帝王学的に、忠臣がいろいろと諫言するのをよしとする傾向がありますが、それは、そのあたりに要因があると思われます。
 

霊界を分からなくしているCG

 

先ほどのCGの話に戻ると、CGを多用することで、魔法やファンタジーに見せることができます。それによって、「妲己には九尾の狐が入り、悪王が人殺しや悪いことをたくさん行った」ということが、ディズニーの魔法の世界のように描かれているのです。

そうすることで、中国の唯物論と混ざり、霊界をごまかして、分からないようにしてしまっているのです。そのように、善悪の問題や霊界のことを分からないようにしているところが傾向として出てきているので、「要注意かな」と思っています。

ただ、ストレートに歴史的なものとして描いてしまった場合には、現政権や政権につながる者たちを糾弾するような、反革命分子的なものとして責任を問われる可能性があるのかもしれません。今、中国では、汚職を暴いて、牢獄につなぎ、一族みな根絶やしにするということが頻繁に起きています。

習近平国家主席は、日本で言えば美空ひばりに当たるような方を奥さんにされています。いい人なのかどうかは私には分かりませんが、国民的には人気のある方だそうです。片や、アメリカのドナルド・トランプ大統領も、スーパーモデルを奥さんにしています。両方ともちょっと大丈夫なのか分からないところがあることはありますが、権力者が美女を求めるというのは、当然のことなのかもしれません。

習近平は、もともとの評判はそれほどよくなかったのですが、国民的美女と結婚したので注目された面はあるのでしょう。これが善に向かうか悪に向かうかについては、今はまだ分からないところではあります。

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86 年、「幸福の科学」を設立。信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2700回を超え(うち英語説法100回以上)、また著作は29言語に翻訳され、発刊点数は全世界で2300書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「さらば青春、されど青春。」(2018年初夏公開)、「宇宙の法-黎明編-」(同年秋公開)など、13作の劇場用映画を製作総指揮している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)会長、ARI Production(株)会長でもある。

『素顔の大川隆法』特設サイト

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