web-201705 ナタリー・ポートマン

Culture Interview 映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」主演 ナタリー・ポートマン

1963年、ケネディ大統領暗殺。あまりにも有名なその出来事からの4日間を中心に、ジャクリーン・ケネディの人生を描いた映画が誕生した。夫が撃たれた瞬間から国葬が行われるまでの間に、彼女は何を思ったのか。夫の栄光を「永遠」にするために、彼女は何を決断したのか。“世紀のファーストレディ”として、アメリカ国民から愛されたケネディ一家の中心にいた「ジャッキー」の内面と本当の功績に迫った本作。ジャクリーン・ケネディを演じたナタリー・ポートマンのオフィシャルインタビューが届いた。

「ケネディの隣にいる人」ではなく、ひとりの女性として

ジャクリーン・ケネディのことはもちろん知っていました。エレガントで洗練されていたことや、どんなヘアスタイルでどんな服を着ていたか。そして、夫の暗殺と、その後の再婚、子供たちのことなど、誰もが知っている表面的なことは。この映画に関わることで初めて彼女の人間性とじっくり向き合いましたが、それはとてもワクワクする機会になりました。
弾丸がケネディを貫いた瞬間のことは、たくさんの人が知っています。でも、そこから病院に着くまでの7分間、彼女がどうしていたのかを想像できた人は少ないでしょう。きっと永遠のように感じられたのではないでしょうか。映画ではそうした部分も見せたいと思っています。私たちの記憶に刷り込まれたこともあれば、そうではないこともたくさんあるはずですので。
ストーリーは暗殺直後が中心になっていますが、ただ泣きくれているような映画にはしたくないと思ったのです。彼女にとっては、愛する夫を失った悲しみだけでなく、もっと多くの感情が複雑に渦巻いたはずです。私的なことではすまされない、公的な出来事でしたから。ですので、この映画では彼女が持つ異なる資質を強調し、さまざまな側面を見せることが不可欠でした。

役になろうとせず、自分の中に“ある”ようにするために、徹底的な役作りを

役作りのために、彼女のドキュメンタリーや本など、見られる限りの資料に目を通しましたし、インターネット上の映像も何度も何度もくり返し見ました。もちろんホワイトハウス・ツアーにも行きましたよ。ジャッキーのアクセントや方言、声の出し方を習得するために、パリで素晴らしいコーチに見てもらって一緒にトレーニングもしました。
そのように完璧に準備をしていればリラックスできますし、もっといい演技ができるような気がしています。そこまでいくと、“何かになろう”としなくても、自分の中にただ“ある”という感じになるのです。

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「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」


3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー

監督:パブロ・ラライン 主演:ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ジョン・ハート、リチャード・E・グラント、キャスパー・フィリップソンほか 配給:キノフィルムズ/木下グループ 2016年/アメリカ/99分

1963年11月22日、夫であるジョン・F・ケネディ大統領が目の前で銃弾に倒れ、ジャクリーン・ケネディの人生は一変する。「夫の名が後世に残るかどうかは自分にかかっている」と気づいたジャッキーは、最後の使命に身を投じる――。ケネディ大統領を一番近くで見続け、彼を伝説にした妻・ジャッキー。未亡人となったファーストレディの“最後の使命”とは。

五月号表紙
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