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今月のミューズ対談 子供たちをまっすぐ育む、地域ぐるみでの子育てを!

「Are You Happy?」が注目する「現代のミューズ」。今月は、保育士歴23年のベテラン保育士しばた由美子さんと、“世直し園長”中根ひろみさんの対談をお届けします。


「いじめ問題」解決には
善悪をしっかり教えること

中根 しばたさんとは同じ保育園で働いたこともあり、お互い「教育を変えたい!」という思いで活動する“同志”でもありますよね。
しばた はい。私は23年間保育士をしていますが、子供たちを取り巻く環境は変化し続けています。例えば、今務めている学童保育には、他の学童でいじめに遭い、うちに移ってきた子が何人かいます。いじめなどの“子供たちの危機”は、私たち保育士や先生がいち早く気付くことがまず必要ですが、根本的な解決のためには、大人が子供たちに善悪の基準をしっかり教えられないといけませんよね。
中根 私の保育園は仏教園なので、「御仏様が見たらどうかな?」と、神仏の目から見た“いいこと、悪いこと”を考えるよう話しています。今は家庭でも、神仏など“大きな存在からの視点”という感覚が薄れていると感じます。聞いた話では、小学生のお子さんがいじめられ、お父さんがいじめっ子たちを叱ったら、その親御さんに「ありがとうございます。私、子供を叱れなくって」と言われたそうです。ご自分の子供の叱り方がわからないのは、親御さんが受けてきた教育も影響しているかもしれません。
しばた そうですね。大人が正しい善悪の判断ができないと、子供に教えることもできません。今は小さいうちから複雑な家庭環境などで悩み、心に“ひずみ”ができている子供も多いと思います。それが他の子への攻撃という形で発散されることもあるのではないでしょうか。子供たちが“心の居場所”として気軽に悩みなどを打ち明けられる「子供相談室」を地域に設置できたらいいな、と思います。
中根 そんな頼もしい場所があれば、卒園時に、「万が一いじめなどに遭ったら、子供相談室に行くんだよ」と伝えてあげられますね。


夢が描ける偉人教育を

しばた 最近は、昔に比べて夢を描くことが苦手な子が多いと感じます。「将来何になりたいの?」と聞いても答えられなかったり。中根さんの園ではいかがですか?
中根 スポーツ選手など、テレビで取り上げられるような職業に就きたいという子は多いですね。あとは身近なところで、ケーキ屋さんとか。政治家など、もっと大きなことを言ってくれる子がいたらいいな、とは思います(笑)。
しばた (笑)。本当ですね。私が以前いた学童保育では、偉人の伝記マンガシリーズなどを準備して、10分間の読書の時間を設けていました。親しみが持てるよう偉人のクイズ大会などを行ったこともあり、「一生懸命に自助努力して、大きな功績を遺す」という偉人の生き方に、子供たちも感銘を受けたようです。
中根 逆境に立たされたときに、どう乗り越えるかを学ぶには、偉人の生き方が一番ですよね。

認可保育園 園長 中根ひろみ
1974年7月4日、大阪府高槻市生まれ。平安女学院大学短期大学部保育科卒業後、3つの保育園で主任保育士として勤務。保育士経験を活かし、民間託児施設立ち上げにも参画。2009年から国政選挙に出馬。現在、認可保育園園長、幸福実現党 愛知県本部副代表。好きな言葉は「逃げない、責任回避しない、言い訳しない」。公式ブログ nakanehiromi.blog.fc2.com

岡崎の明るい未来を考える会 代表 しばた由美子
1960年11月3日、愛知県豊田市生まれ。岡崎女子短期大学幼児教育学科卒業後、市内の私立保育園や児童育成センターにて保育士として勤務。現在、学童保育所 保育士、岡崎の明るい未来を考える会 代表。夫と息子、娘の4人家族。好きな言葉は「思いは必ず実現する」。
公式ブログ shibatayumiko.blog.fc2.com
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