天才よ、出でよ! 千人の天才輩出を目指して 幸福実現党・釈量子党首 連載vol.16

障害児支援の「ユー・アー・エンゼル!」運動でリーダーをされているお母様から勧められた『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』は、目から鱗の一冊でした。2歳で自閉症と診断されながら、3歳で天文学に、9歳で宇宙物理学に取り組み、12歳の夏休みには量子物理学の研究者となったジェイクと、その母クリスティン・バーネットさんの物語です。1歳のころから長男ジェイクは“普通”ではありませんでした。光や影、幾何学模様に異様な興味を示し、ベビーベットで眠りながら何か呟いているので顔を近づけると……なんと日本語。見せていたDVDの日本語を全て暗記してしまったのです。天才的なきらめきを随所に見せるジェイクでしたが、世間の風は冷たく、バーネットさんは子供のために闘います。子育てと同時に保育所を経営し、さらに自閉症児と家族のための支援プログラムも立ち上げます。子供たちには、大好きなことを思い切りやらせることで知的刺激をふんだんに与え、ジェイクの天才性を開花させたのです。彼は今、将来のノーベル賞候補といわれます。

読後、「教育の本質って何だろう」と考えずにはいられませんでした。日本は文科省主導の画一的な学校教育のもと、目下のところ議論されるのはカリキュラムや教育制度をいじくる話ばかり。残念ながら教育の質や中身はなおざりです。

もう考え方を変える時期が来たのです。まずは教育が子供本来の力を引き出すものとならねばなりません。そして、これまでにない創造をなす天才の出現が待たれます。日本の発展の原動力は、人材です。その意味で、「今世紀中にあらゆるジャンルの天才を千人輩出する」ことを国家目標に掲げて取り組むことができれば、教育の中身も大きく変わるでしょう。

天才とは、目に見えない世界からのインスピレーションを受け取り、偉大な事業を地上にて起こす人のこと。「天才よ、出でよ!」そんな気運を、日本中で高めていきたいものです。

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釈量子 

幸福実現党党首

1969年11月10日、東京都小平市生まれ。國學院大學文学部史学科卒業後、大手家庭紙メーカー勤務を経て、1994年に宗教法人幸福の科学に入局。学生局長、青年局長、常務理事などを歴任。幸福実現党女性局長などを経て、2013年7月幸福実現党党首に就任。

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