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心ほぐれる “ごはん”の力「食にまつわる 読者のHAPPYエピソード」(2015年4月号)

初めての愛妻弁当や留学先で食べた手作りケーキ、人生を変えた一食との出会い……。
食を通じて心温まったり、元気になったエピソードを読者に聞きました。


◆お母さんのおにぎり◆

両親が共働きで、小学生のころ学童に通っていた私。遊んでもらえる時間が少なく「さみしいなあ……」と思っていたのですが、ある日、仕事で忙しいはずのお母さんが、時間を作っておにぎりを2個届けてくれました。そのとき初めて、「いつもありがとう。お仕事頑張ってね」と感謝の気持ちが湧き、おにぎりを食べながら泣いてしまいました。(20代 女性 受付)

◆初めての愛妻弁当◆

40歳にして運よく結婚することができ、職場に愛妻弁当を持っていくようになったのですが、初めて持たせてくれた2つのおにぎりがやけに重い……。職場で重さを計ってみると、なんと420gと270g!! 妻の気合の入れように笑いながら、しっかりたいらげました。まるで小学生が夢中で工作をしているように、一生懸命おにぎりを作っていた姿は、今思い出してもちょっと笑えて、懐かしい思い出です。
(40代 男性 飲食業)

◆フリースクールで◆

知り合いの手伝いで、フリースクールのボランティアを始めたときのこと。子供たちが菓子パンやカップラーメンを食べている姿を見て、手作りのものを食べさせたいと思い、ある日、生徒のお母さんたちとお味噌汁とご飯を出してみました。それが大好評で、今ではハンバーグやカレーを作るときもあります。嫌いな野菜を克服したり、みんなに混ざるのが苦手だった子が一番に食べるようになったりと、子供たちにもうれしい変化が!(40代 女性 主婦)

◆留学先でのおもてなし◆

短期留学先の国に到着し、初めて寮に行ったときのこと。まったく知らない土地でうまくやっていけるのか不安でいっぱいだった僕に、寮のスタッフが手作りケーキを出してくれました。そして、「これからは家族みたいなものだから、よろしくね」とニッコリ。小さな心遣いに安心し、楽しい留学生活を送ることができました。(10代 男性 学生)

◆思いを込める達人◆

大学に入学し、一人暮らしを始めたころ。アルバイトをいくつか掛け持ちし、人間関係で板ばさみになって、心も体もボロボロに。春休みに逃げるように実家に帰ると、母が「今年もできたよ」と毎年手作りしているラズベリージュースを出してくれました。おいしいのはもちろんですが、それ以上に心の奥底からパワーがみなぎり、思わず涙が。不思議に思って母に聞いてみると、母はいつも「おいしくなあれ」とか、「みんなの元気が出ますように」と思いを込めているのだそう。そういえば、母の料理を食べた人が、急に顔色がよくなったり、落ち込んでいたのに元気になったりすることも……。もしかして、母は料理に思いを込める達人!?
(20代 女性 デザイナー)

◆結婚当初の体重に◆

健康診断で「このまま行くとどこかで倒れてしまいますよ」と言われた夫は、炭水化物を制限することに。ご飯はいつも量を計って盛り、食べる順番も野菜から食べ始め、炭水化物を最後にするよう気を付ける毎日。努力のかいあって3カ月で5~6kg程のダイエットに成功し、結婚当初の体重に! 娘にも「かっこよくなったよ」と言われています。(40代 女性 主婦)

◆酢豚が進路を決めた?◆

大学4年のときのこと。東京で就職したかった私は、地元に残ってほしいという母と大ゲンカ。何とか場を収めたものの、心の中はスッキリしません。このままではだめだと思い、思い切って1泊2日の旅に出ました。その旅先で夕食に食べた酢豚が、なぜか母の手作り酢豚の味にそっくり! 急に、私がどんな道を選ぼうとも、母は分かってくれるんじゃないかと思え、上京を決意しました。さらに「食を通して人を元気にしたい」と思い立ち、それまでまったく考えていなかった飲食関係の会社に就職。今では母も応援してくれています。
(20代 女性 飲食業)