web-201705-クローズアップ梅ちゃん

映画「君のまなざし」主演 梅崎快人さんグラビア&インタビュー

台本をもらったときに
リアルに見えたイメージ

 2015年の秋にニュースター・プロダクションにスカウトされた梅崎快人さん。それから4カ月経ったころに、突然、映画の主演という大役を担うことになった。不安とプレッシャーでいっぱいだったという梅崎さんが主演俳優としての決意を固めたのは、クランクインの半年前のことだった。
「台本をもらって読んだときに、役のイメージが見えたんです。ものすごくリアルに。そのときに、“もしかしたらいけるかもしれない!”と。でも、演技をすること自体初めてだったので、まず演技の心構えから学びました。それから、滑舌や発声練習といった演技の基礎ですね。いちばんの課題は役者としての身体づくりだったかもしれません。昔からそうなんですが、何かに没頭すると食べるのを忘れてしまうんですよ。なので、とにかく食べるようにしました。あとはジムに通ったり、筋トレが得意な友達に、僕にぴったりのメニューを組んでもらったりして、クランクインまでに10キロ増やしました。見た目も変わりましたが、何より動きやすい身体になりましたね」
 3月に入り、赤羽博監督をはじめ、スタッフとの初顔合わせが行われた。そこで監督から渡されたのは、なんと木刀だったという。
 「監督に、“これで毎日素振りを300回やりなさい。毎日やったら変わるから”と言われて、その日からクランクインまで毎日振り続けました。最初は100回もできないくらいきつくて。“毎日やったら何が変わるんだ? いや、きっと自分にはわからないことがあるんだ!”と思いながら、手のひらに血豆ができるのを目標に(笑)。クランクイン直前になってやっと血豆ができたんですよ。映画のシーンにも一瞬ちらっと映って、“おおっ!”って(笑)。ギリギリ映るか映らないかなので、僕にしかわからないと思いますけど」

セリフに込めた感謝の思い

 日々の筋トレやレッスンを重ねることで、抱えていた不安が少しずつ消えていくものの、一歩進むごとに新たな不安も生まれる。そんなときいつも勇気を与えてくれたのは、梅崎さん演じる健太の親友・朝飛を演じた、ニュースター・プロダクションの大川宏洋社長の言葉だったという。
 「厳しいレッスンが始まって、できないことだらけで毎日ボロボロで。あるとき更衣室で社長と話していたときに、ちょっと弱音を吐いてしまったんです。そしたら、“君に任せるって決めていますから。失敗も成功も私の責任です。大船に乗ったつもりでやってください”って言ってくださった。“大丈夫ですよ。失うものは何もありませんから”と。全然ダメダメな自分を見せているにも関わらず、そんな僕に全託の信頼を寄せてくださっていたんです。この言葉でマインドが変わりました。思いが定まったというか。その後も社長の言葉で救われることがすごく多くて。そういったことも役作りの一環になったと思います。印象深く心に残っているのが、予告映像にも出てくる健太と朝飛が抱き合うシーンです。僕が“朝飛!”って言うセリフには、“これまで社長に支えていただいたおかげでここまで来れた”という感謝の思いも乗っている。ぜひ観ていただきたいシーンのひとつですね」

五月号表紙
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