幸福論イメージ2016011月号

結婚の心得について 第6回「家庭と仕事のバランスをどう考えるか」(2017年4月号)

2016年7月19日、幸福の科学・総合本部礼拝室で説かれた法話から抜粋してご紹介します(全8回)。

経営のパートナーでも
うまくいかなくなることがある

 前回は、仕事上の立場や経営している会社の規模が大きくなったときに、夫婦仲がうまくいかなくなってくることがあるということを述べました。
 経営のパートナーでも、やはり、うまくいかなくなることはあります。
 スティーブ・ジョブズも、自宅のガレージでコンピュータをつくり始めたときからのパートナーが、すでに株を分け与えられていたこともあって、会社を途中で辞めています。
 また、会社が大きくなって、自分で経営ができなくなってくると、ジョブズは、ペプシコの事業担当社長を呼んできて、経営は見てもらい、自分は技術開発だけをやろうとするのですが、自分が会社から追い出されてしまいます。相手はジョブズより一回り以上も年上で、マネジメント力があったので、みんな、そちらについていき、ジョブズは“でたらめ”をするということで追い出されました。
 トップでも、そういうことで落ちこぼれることはあるのです(注。ただし、ジョブズは約十年後に復帰している)。
 一方、ビル・ゲイツは、経営から少しずつ撤退していきました。上手に撤退していったようには見えます。ほかのところを見て、やり方を学んだのかもしれません。
 そのように、押したり引いたりするのは、なかなか難しいなと感じます。

成功しても、
シャドー(影)の部分は
出てくる

 人生においても、自分の設計の範囲内でやれる場合もあれば、その範囲を超える場合もあります。その場合、「どこで無理が出てくるか」という問題はあるでしょう。
 私も、仕事が大きくなり、子供の数が五人まで増えたところで、だんだん、当時の家内をパートナーにして仕事をするのは難しくなってきました。
 当時の家内も、若いころは、家庭のことに関してはかなり独裁的判断ができたのですが、組織が大きくなると、そのようにできなくなり、そうした変化に少しついていけなかったのでしょう。「有」の状態になるのが早かったので、考え方を変えられないところがあったように思います。
 ですから、両者憎しみ合っていたわけでもなく、嫌い合ったわけでもなく、なぜか知らないけれど、力学的に離婚しなければ仕事ができないような状態になったということです。
 なかなか難しいもので、経営的に成功すれば、必ずしもいいと言えるかと言えば、「個人的に見れば、幸不幸、両方ある」ということになります。私は経営学のなかで「シャドー(影)」と説明していますが、経営的に成功しても、この部分は必ず出てきます。
 これが克服できるレベルなのか、できないレベルなのかを考えて、「最終的にどのような仕上がりが自分としては幸福なのか」をよく考えた上で判断しなければいけません。……

四月号表紙
続きは本誌へ
記事DATA