日本人の約6割、女性では約8割が低気圧による不調を感じていると言われています。寒暖差や気圧の変化が激しくなる季節の変わり目、まもなく到来する梅雨、夏の終わりの台風シーズンは、特に不調が起きやすいとき。今回は、天気に左右されない体をつくる方法を探ります。
内耳が気圧のセンサーになっている
天気の影響によって心身にさまざまな不調が現れたり、症状が悪化したりするものを、昔から「気象病」と呼んでいますが、実はこれは、西洋医学の正式な病名ではなく症状の総称です。
特に気圧が低くなるときに症状が出やすくなると言われていて、これは気圧のセンサーである内耳と、全身のリズムを整える自律神経が連動しているからだと考えられています。
内耳が気圧のセンサーになっていることは、さまざまな実験の結果からほぼ間違いないのですが、そのメカニズムはまだ分かっていません。
内耳の中にはリンパがあり、気圧の変化などによってリンパの量が増えてむくみが生じると、めまいや難聴などの症状が起きやすくなります。
リンパは体内の老廃物を運ぶ役割もありますが、ストレスなどによる自律神経の乱れや疲労、睡眠不足があると血流障害をきたし、リンパの巡りも悪くなります。
つづく
本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
◇ 気圧の変化によって起きる症状と対策
◇ 低気圧不調になりやすい度チェック
◇ 低気圧不調にならない24時間習慣
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