あなたの周りやあなたの心にも潜んでいるかもしれない“現代の画皮”の特徴を紹介します。
どんな人にも、画皮(=化けの皮)に似た心はある?
中国の短編小説集に登場する妖怪「画皮」は、単に物語の世界の存在ではありません。それが象徴しているものは、心の価値を見失いがちな現代人にも当てはまるところがあるのではないでしょうか。
たとえば、美しい女性の皮をかぶって男性を惑わす姿は、現代においては、「心の中で思っていることは相手には分からないから」と、自分を飾り、上辺だけとりつくろって人を欺く人になると考えられます。
また、正体がバレて人間の心臓を奪っていく姿は、「自分さえよければ、他の人はどうなってもかまわない」という自己中心的な思いや、他人を利用する心を表しているようです。
こうして見ると、画皮は、男性でも女性でも人間の心の中に潜む性質と言えるでしょう。
かぶっている皮は、美しい外見の皮とは限りません。次のページから5つの〝皮〞をチェックしていきましょう。
「中身」より「見た目」で勝負する
外見の皮タイプ
タイプチェック
□ 化粧や洋服、自撮りアプリなどで、自分をより美しく見せるのは楽しい
□ 恋愛対象とそれ以外で態度を使い分ける
□ 「小悪魔」「魔性の女」「女たらし」と言われたことがある
□ 同性には嫌われることが多い
□ 家庭に入ってパートナーを支える生活は、地味で退屈だと思う
●ドラマに登場する、このタイプの代表キャラクター&迷言●
「マンションで男が釣れる? 洋服、洋服よ!洋服が最大にして最良の武器なの」
ドラマ「やまとなでしこ」(2000年放送)
神野桜子
松嶋菜々子演じる客室乗務員の主人公・神野桜子は、美貌を武器にお金持ちの男を篭ろう絡らくする、まさに画皮の典型ともいえるキャラクター。ここぞという合コンのときは、必ず新しい洋服を着て勝負をかけます。
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▶ 「外見の皮」以外に、4つの画皮タイプを研究!
▶ 各々のタイプを代表するドラマキャラクターとは
▶ 皮を脱ぐための一転語