20代のころ、街コンで出会った男性に騙されたという本郷さん(仮名)。
彼女が間違った恋愛に気づくまでの歩みを紹介します。
街コンで出会ったイケメンと急接近
「素敵な恋愛をして、25歳で結婚したい」
大学卒業後、そう夢見ていた私は、出会いを求めて、時々、街主催の合同コンパ(街コン)に参加していました。25歳の誕生日を迎えるひと月前に、県外の街コンに参加したときのこと。
(あの人、さっきから目が合うな。私のこと、「いい」と思ってくれているのな?)
ある男性が私をじっと見つめてきます。その人はスタイルがよく、端正な顔立ちで、会場でも目立つ存在。私も気になってチラチラ見ていると、やがて、その男性が私に近づいてきたのです。
「休みの日は何をしているの?」
「どんな人がタイプなの?」
積極的に話しかけられ、私はどんどんテンションが上がっていきました。私たちはすっかり意気投合し、二次会が終わった後には、彼に自宅まで送ってもらうことに。
「もっとそばにいたい。付き合おう」
帰り際にそう告白され、舞い上がった私は、その場で「はい」と答えました。
交際がスタートするとすぐ、毎日のようにLINEでメッセージのやりとりや通話をするように。デートにも頻繁に行きました。
彼は、冷たい態度を取ったり、そうかと思えば、優しく接してくれたりする、いわゆるツンデレタイプ。ころころ変わる彼の態度に振り回されて、心は常にアップダウンを繰り返していましたが、そんな状況も「楽しい」と感じるほど、彼に夢中でした。
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▶ 他に頼る人がいないと言われ……
▶ どうしたら幸せになれるのか
▶ トラックとの衝突事故が意味していたもの