多くの人々に影響を与えた天才たちは、どのような子供時代を過ごしたのでしょうか。
ジャンルの違う3人のエピソードを紹介します。
多くの古典を読み、語学学習に励んでいた ジョン・レノン

世界中に愛と平和を伝えた伝説のミュージシャン、ジョン・レノン。その育ちはやや複雑で、伯母のミミ夫婦のもとで育てられました。ミミの夫ジョージは、ジョンに4歳から読み書きを教え、毎日、新聞の見出しに目を通させます。そんななかで本が好きになったジョンは、10歳までにいくつもの古典を読み、20冊あった世界短編傑作選は何度も読み返していました。学校では問題児だったと言われていますが、国語やフランス語などは熱心に勉強していたのです。
オモチャを壊したら自分たちで直す ライト兄弟


人類初の動力飛行に成功した発明家として有名なライト兄弟。2人の母は、車の製造を生業としていた自分の父のもとにたびたび息子たちを連れていき、機械を使った仕事を眺めさせました。また、彼らがオモチャを壊したときは「自分たちで直しなさい」と言って、彼ら自身に修理させるなどして、物づくりへの興味を持たせていきます。こうして創作意欲を耕された2人は、やがて自転車の製造販売をしながら、飛行機の研究に熱中し、航空の先駆者となっていったのです。
母が背中を押した漫画家への道 手塚治虫

「漫画の神様」とも言われる手塚治虫。その才能を誰よりも信じたのが彼の母でした。幼いころは本や漫画を熱心に読み聞かせ、小学生になってからは、学校で漫画を描いて先生に激怒された手塚に対し、「これからはお母さんのために、おもしろい漫画をたくさん描いてください」と言って励まします。さらに、医学部に入った手塚が医学の勉強と漫画の創作との両立に苦しんだときには、息子が漫画のほうが好きだと知ると、漫画家の地位が低い時代だったにもかかわらず、迷わず背中を押したのです。
参考書籍:『あの天才たちは、こう育てられていた!』(諸富祥彦 著/ KADOKAWA)、『天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?』(真山知幸・親野智可等 著/サンマーク出版)
(「Are You Happy?」2022年9月号)
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