
東洋医学には「森(全身)を見て木(腰痛などの症状)を治す」という言葉があります。ツボ押しと漢方の力で、腰痛の原因を根本から改善していきましょう。
ツボ

腎兪(じんゆ)
おへそのちょうど裏側の中心から、左右に指の幅2本分のところにあるツボです。慢性腰痛と急性腰痛の両方に。
腰腿点(ようたいてん)
手の甲の人差し指と中指、薬指と小指それぞれの骨が合わさるV 字のところにある2つのツボです。ギックリ腰
など急性腰痛症の痛みにも。
委中(いちゅう)
膝関節の後ろ側の中央にあり、腰痛全般に効くツボです。ツボと反対側の手で膝の下を握るような感じで、親指で押しましょう。
ツボの押し方 親指の腹で、ツボに対して垂直に押します。痛気持ちいい程度の力で、ゆっくり息を吐きながら5~7秒押し、息を吸いながらゆっくり力を抜きましょう。
漢方
疎経活血湯(そけいかっけつとう)
腰痛に一番よく使われる定番漢方です。腰痛のほか、関節痛や神経痛など下半身の痛みにも。
五積散(ごしゃくさん)
朝、腰痛がある人におすすめの漢方です。下半身が冷えていて、のぼせがある更年期の方にぴったり。
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
筋肉の痙攣(けいれん)を伴う腰痛や、こむら返りにも効果があります。即効性があるので頓服におすすめです。
漢方の飲み方 お湯に溶かし、口の中に含んでゆっくり飲みましょう。
(「Are You Happy?」2022年12月号)
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