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どの子も神様に祝福されて生まれてきている〔子育て110番〕

「子どもたちは明るい光」

さあ、新しい年が始まります。2020年の新しい太陽が昇ります。新しい太陽の光を浴びると、希望に胸がふくらみます。「さあ、新しい年の始まりだ、光り輝いて生きていこう!」と神様が応援してくれている気がします。
毎年、新年を迎えると、私自身の心の指針として、また子供たちの心を豊かに育む教育の指針としても、必ず読み返す本があります。それが、『子どもにとって大切なこと』(大川隆法著/幸福の科学出版)です。この本には、大川隆法先生が子供たちに向けて語られたたくさんのメッセージがまとめられています。まえがきの冒頭は、次の言葉で始まります。

子(こ)どもたちは明(あか)るい光(ひかり)だ。
人類(じんるい)の未来(みらい)がそこにある。
ひとりひとりの子(こ)どもたちに、
私(わたし)は希望(きぼう)を感(かん)じている。
あなたは、自分(じぶん)の運命(うんめい)を決(き)めてゆける力(ちから)を持(も)っている。
人間(にんげん)は、自分(じぶん)の信(しん)じるとおりの人物(じんぶつ)になってゆく。

『子どもにとって大切なこと』(大川隆法著/幸福の科学出版)

この言葉を読み返すたびに、「どの子も神様に祝福されて生まれてきているんだ!」「子供たちは、人類の未来へとつながる希望の光なんだ」と感じます。そして、また新たにエネルギーと勇気が湧いてきます。

子供たちの可能性を信じる

子供たちは、一人ひとりがあの太陽のような明るい希望の光です。どの子も光り輝いて生きようと、希望を胸に抱いて生まれてきたのです。
「無名の天使、無名の菩薩」という光の言葉がありますが、たとえ誰にもその名を知られずとも、美しい人生を、勇気ある人生を生きて、世界の一隅(いちぐう)を明るく強く照らし、人々に希望の光を与えるような人生を生きることができる。どの子もその可能性をいっぱい持って生まれてきているのです。
だって、みんなみんな光の子。神様から、生きてゆく力、育ってゆく力、天に向かって伸びてゆく力を授かって生まれてきたのですから。2020年の子育ては、それを信じることから始めましょう。

調和のある家庭の中で

上のイラストを見てください。子供たちの瞳が、明るく強く輝いています。瞳の輝く子供は、調和のある家庭の中で育ちます。
それはどのような家庭でしょうか。変化も困難もない平穏無事な家庭でしょうか。いいえ。個性や考え方、強みや弱みが異なる者同士が共に生きれば、ぶつかることもかみ合わないこともあります。また、事故や病気などの困難が訪れることもあります。しかしその中で、「互いの良さを発見し合い、祝福し合い、学び合い、支え合い、感謝し合いながら、より大きな繁栄に向かってみんなが成長していく家庭」だと思います。
子供たちには、調和ある家庭の中で、「あなたは、自分の運命を決めてゆける力を持っている。人間は、自分の信じる通りの人物になってゆく」と信じさせてあげましょう。そして、光り輝く未来をつかめる子供に育つことを、心から願いましょう。

(「Are You Happy?」2020年2月号)

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奥田敬子 

早稲田大学第一文学部哲学科卒業。現在、幼児教室エンゼルプランVで1~6歳の幼児を指導。毎クラス15分間の親向け「天使をはぐくむ子育て教室」が好評。一男一女の母。

 

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