現代版・地獄パノラマ

地獄界は

金棒を持った鬼に追いかけられたり、巨大な釜で煮られたり……。

よく知られる地獄の描写は昔ながらのものですが、地獄は、時代とともに姿を変えているといいます。

4つの現代的な地獄の様子をご紹介します。

現代の地獄の様子①この世地獄

現代では「死後の世界はない」と思っている人が数多くいます。

そうした人たちは亡くなった後、自分の意識があり、考えたり移動したりできることが理解できません。

「自分は生きている」と思ってしまうため、天国にも地獄にも行けず、この世をさまよっています。

しかも、たださまようだけではなく、地縛霊になって自殺したホテルや学校に取り憑いたり、交通事故で自分をひいた人に取り憑いたりして、障りを起こす人も。

現代は、この世が「ある種の地獄界」となっているのです。

何度も自殺を繰り返す

「自殺の名所」と呼ばれる場所がありますが、何度も同じ場所で自殺者が出るのは、自殺した人の霊が、「死ねなかった」と思って、生きている人に取り憑き、何度も自殺を繰り返すからです。

どうしていいか分からず母親に助けを求める

幼くして亡くなった子供や水子の霊は、自分がどうなっているのかも、どうしていいかも分からず、親に助けを求めます。

しかし、親があの世を信じておらず、供養もしなければ、あの世に旅立つことができないのです。

誰にも相手にされず孤独に生き続ける

「生きている人の心の声は聞こえるのに、自分の声は相手に聞こえない」「人とぶつかっても通り抜ける」――。

それでも「病気か幻覚か何かだ」と思って、生きているつもりの霊がたくさんいるといいます。

現代の地獄の様子②病院地獄

現代において、体を切られたり血を抜かれたりする場所といえば、病院です。

病院で亡くなってそのまま行く場所が分からない人が多いこともあり、現代の地獄には病院の変化形が多いといいます。

かつての針の山地獄や刀剣地獄、阿修羅地獄や血の池地獄など、さまざまな地獄の一部が病院に姿を変えているのです。

金棒で地獄の亡者たちを懲らしめていた鬼は、医師や看護師に姿を変えてメスや鋸のこぎりを握り、地獄の執行官として亡者たちに反省を迫っています。

点滴で血を抜かれチューブでつながれる

点滴のようなもので血を抜かれ、それが隣の人につながって、10人以上数珠つなぎになっている地獄があります。

これは大川総裁が就寝中に幽体離脱して見てきた地獄のうちのひとつで、現代の針の山・血の池地獄ではないかと感じたといいます。

手術台で臓器を取り出される

体を切られて殺されても、すでに霊なので生き返ってまた殺されます。

肉体が本来の自分ではないと気づくまで繰り返すのです。

箴言集『地獄に堕ちないための言葉』には、生前、万引きを常習としていた人は臓器を取り出されると書かれています。

墨縄(すみなわ)を打たれ体を切り刻まれる

墨縄を体に打ちつけてついた印に沿って切り刻まれる黒縄地獄。

現代では病院に姿を変えており、箴言集『地獄に堕ちないための言葉』では、生前、裁判官や医者で間違った仕事をした人が鋸で斬られるとされています。

本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
▶ 現代の地獄③色情地獄
▶ 現代の地獄④阿修羅地獄
▶ あの人の成れの果て
▶ 「地獄行き」を防ぐ本

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