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「息子が口をきいてくれません。」【竜の口法子 校長の熱烈エール もう大丈夫!】

もう大丈夫第2回

 
〔今回のお悩み〕
中学から全寮制の学校に送り出した息子と、2年生になったころから連絡がつかなくなりました。電話には出ないし、メールをしてもまったく返事がありません。小学生のころは「ママ、ママ」と私を慕ってくれたのですが……。私の子育てが間違っていたのでしょうか。

(中学2年生の男の子と小学4年生の男の子のママ 40代)

 

成長のあかし

年齢から見ても「反抗期」に入っていますね。中学1年の後半あたりから始まることが多いですが、親への反抗は「自立したい」という意思表示でもあります。急に親の言うことを聞かなくなったり、親と一緒にいるところを友達に見られたくなくて、「来ないで!」と怒ったり。親は困惑しますよね。まずお伝えしたいことは、「反抗期は成長過程のひとつである」という点です。多くの親御さんが経験しますので、「皆に訪れる反抗期が、わが子にも来たんだなあ」と思ってはいかがでしょうか。逆に反抗期がまったくないと、自立が遅くなり、30歳を過ぎても親に依存するような場合もあるそうです。

私が校長を務める幸福の科学学園は全寮制です。中学1年生は、小学校を卒業したばかりで親元を離れるため、最初は寂しがります。入学式を終えて、さあ、いよいよ、ご両親が家に帰ってしまうというとき、泣き出す子もいます。今年も、お母さんが娘をぎゅーっと抱きしめていました。その姿を見ると、私も切なくなります。しばらくホームシックになる子もいます。

しかし、5月に入って、友人もでき、忙しくなると、子供たちにだんだん変化が表れます。子供から親への連絡は滅多になく、親が何回電話しても出ない、メールも返信なし、ラインは未読。よく「うちの子はどうしているんでしょう?」という相談を受けますが、学校で毎日元気に生活をしているのですから、成長しているんですね。

 

お母さんの子離れの時期

また、中高生になって自己主張をし始めると、親としては認めがたい意見もあり、批判したくなることがあります。しかしこの時期は、まず受け止め、「勉強になったよ」「それはいい意見だね」などと認めてあげて、自分の意見を聞いてくれたと感じさせることが、子供の成長を大きく促します。

小学生まで「ママ、ママ」と慕ってくれたお子さんの場合、急に変わってしまったと思うかもしれませんが、大事なことは、子供の自立を応援し、少しずつ、上手に手放していくことです。お母さんは子供の成長を願いつつ、「親と子の魂は別」「子供は自分の所有物ではない」と考えてください。子離れのタイミングを逃さず、成長を喜びましょう。

お母さんが子離れできないと、子供に伝わります。反発する子もいれば、お母さんが寂しがると、心配する子もいます。

中学2年生はたとえるなら、竹の子のようなものです。伸びていこう、伸びていこうと、抑えても、抑えてもぐんぐん高くなっていく時期です。身長も伸びますが、心の成長はそれ以上です。親子の間には30年ぐらいの時代のずれもあります。子供はこれからの新しい時代を生き、親とは違う使命を持っています。お子さんの反抗期、お母さんもどっしり構えて、一緒に成長していきましょう! もう、大丈夫!!

 
(「Are You Happy?」2019年7月号)

竜の口法子

竜の口法子 

幸福の科学学園 那須本校 校長

1969年静岡県生まれ。文教大学文学部卒業。幸福の科学学園・那須本校の校長。中高時代は陸上部に所属。最近はエアロバイクにハマっています。

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