INTERVIEW 河添恵子さん「コロナ隠蔽で中国は世界を敵に回した」

河添さん

中国事情に精通するノンフィクション作家の河添恵子さんに、
「中国の恐るべき実態」と「中国に対する世界の動き」について話を聞きました。

 

コロナに関する中国の発表は噓ばかり

中国政府は、まさに〝習隠蔽政権〞。コロナに関する情報も管理されています。

まず、中国は天然のウィルスが自然にコウモリから人間にうつったと主張していますが、フランスやイギリスの研究機関の発表によると、現在世界で広がっている人工のコロナウィルスは7〜8種類あるといいます。また、アメリカの疫病研究者の一人は、「自然に進化するなら、800年を要する」と言っていました。

最初は研究所から何らかのミスでウィルスが漏れたのかもしれませんが、途中から戦略的にまいている可能性もゼロではないと見ています。

中国での感染者数も、1月末時点で約1万人と発表していましたが、武漢からチャーター機で帰国した日本人の感染割合(約1.5%)から考えると、武漢だけで少なくとも15万人以上いたはずです。しかも12月にはヒトからヒトへうつるウィルスについて中国当局が認識していたにもかかわらず、WHOと結託して隠蔽し、世界に被害を拡大させたのです。

 

透明性の欠如を世界が非難

パンデミックとなって迎えた今年5月のWHOの年次総会(WHA)では、オーストラリア主導で、122カ国が独立調査を行おうと動き出しました。欧州連合(EU)も、対中政策を大きく変えています。中国当局の「透明性の欠如」に対して世界が非難しているのです。

ところが、日本のマスメディアは習政権に不都合なことを報じようとしません。

 
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1963年千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業。1986年より北京外国語学院、1987年より遼寧師範大学(大連)に留学。世界40カ国以上を取材しての執筆・講演活動のほか、テレビなどでコメンテーターとしても活躍。著書に『中国人の世界乗っ取り計画』(産経新聞出版)、『世界はこれほど日本が好き No.1親日国・ポーランドが教えてくれた「美しい日本人」』(祥伝社)、『トランプが中国の夢を終わらせる』(ワニブックス)ほか多数。