「なぜ、この人と結婚したんだろう?」ケンカしたときや夫にイライラしたとき、ふと思い浮かぶこんな疑問。
でも実は、夫婦の縁に偶然はありません。
大川隆法総裁の書籍から、この世とあの世を何度も生まれ変わる転生輪廻の中で育まれた夫との縁についてお伝えします。
Case1.過去世でも夫婦だった
夫婦には深い縁があります。よく「三世の縁」と言われますが、魂の真実を知ったならば、「夫婦は深いところで結ばれている」ということが分かるでしょう。
「偶然にこの世に生まれ、偶然に結婚し、偶然に子供をもうけ、偶然に数十年の人生を歩む」ということは、ありえないことです。「何千万人もの相手のなかから唯一の人を選ぶ」ということは、偶然ではありえないことなのです。
「人類の大多数は数百年おきに転生している」という事実を知れば、自分が伴侶として選ぶ人は、過去の幾転生のなかでも伴侶だった相手である場合が多いことが分かるはずです。
それは当然のことです。今世、生を享けて生きていくにあたって、「過去、うまくいった人、うまの合った人と、また家庭を持とう」と思うことは、ごくごく自然な感情でしょう。
したがって、夫婦は、「今世、素晴らしい家庭を営み、来世でもまた夫婦となる」ということを夢見て、理想家庭の建設に邁進することです。それこそ、今世の素晴らしいロマンだと言えます。
(『限りなく優しくあれ』より)
Case2.過去世からの縁があった
いつも同じ人とばかり結婚しているわけではありません。何回も入れ替わっているわけです。
ただ、過去世のどこかにおいて縁があった人である可能性は非常に強いのです。パーセンテージで言うのは難しいかもしれませんが、おそらく九十九パーセントぐらい、何らかの縁があります。
夫婦としては初めてであっても、たとえば過去世で、きわめて仲のよい兄と妹、あるいは姉と弟であって、今世どうしても会いたいというので夫婦の約束をする場合もありますし、肉親ではなかったけれども深い深い人間的なきずながあったような人と、初めて夫婦になる場合もあります。
しかし、たいていの場合、九十数パーセントは、過去世のどこかの時点で伴侶であった人と一緒になることが多いように思います。
(『人生の発見(改版)』より)
Case3.天上界からの応援があった
人間は、この世に生まれてくるとき、天上界で夫婦の約束をし、第一候補を決めてきていますが、たいていは、ほかにも四、五人ぐらい、自分と結婚の縁のある人が地上にいて、A、B、C、D、Eといった順序もあるのです。そのなかで、まだ結婚していない人がいれば、守護霊はその人と急速に近付けてくれます。
また、結婚の縁はなくても、過去世で一緒に仏法真理の勉強をしたり、一緒に仕事をしたりした縁のある人がいます。天上界の応援があれば、そういう縁が必要に応じて結婚縁に転じ、その結果、天上界で約束をしていなくても、結婚生活に入ることがあります。そのようなことは幾らでもあるのです。
(『幸福へのヒント』より)
本記事は2017年10月号に掲載されています。