職場の“困ったちゃん”にならないために―
日本のアニメ界では人気の妖怪ですが、人を脅かしたり、欺いたり、隠ぺいしたりといった妖怪的な人が身近にいると困ってしまいます。特に、人間関係を自由に変えられない職場や学校、ご近所づきあいでは、「妖怪仕事」によって仕事だけでなく人間関係がこじれてしまうこともあるでしょう。
自分がそんな妖怪仕事をしていないかチェックするために、また、妖怪仕事をする人に上手に対処するために、知恵を集めました。
自分のなかの「妖怪性」を発見し、反省を深めるのにおすすめ
生きた人間にも宿る妖怪の特徴を明かした、大川隆法・幸福の科学総裁の箴言集。
「自分の正体を見せない」「事実をねじ曲げる」「相手を見下す」「生産性がない」「自己保身に走る」などの妖怪の総論は、誰しも一部当てはまるところがあり、自らの「妖怪性」を反省するのに最適の一書です。
組織仕事のプロに聞く 妖怪仕事への対処法
東証一部上場企業で一社員から取締役になった経験を持つ佐々木常夫さんに、「妖怪仕事」をする人への対処法や、自分がそうならないようにするための心がけを聞きました。
悪口にも作法がある
正直に自分や自分の周りの人を見たら、ごまかしや自己保身、悪口や噂話は、多かれ少なかれ誰でもしていることです。もう、上司の悪口はビジネスマンの醍醐味じゃないかというくらい(笑)、私もしょっちゅう言っていました。
共鳴してくれる人がいますから、そういう人となら許されるのです。ただし、悪口を広めてはいけませんし、やりすぎると周りに迷惑をかけたり信用をなくしたりします。
嘘や自己保身もそうです。例えば本当は行きたくないとき、「多忙につき出席できません」と返事をするのは、ごまかしと言えばごまかしですが、「行きたくありません」と返せば喧嘩になりますから、許される嘘です。
自分の弱い心や悪い心を自覚しながら、ある程度までは許されるけれども、それ以上は我慢しなければいけないという「作法」もあるということです。
貢献と成長を通して幸せになれる
少し大きな話になりますが、「人は何のために生きるのか」といえば、私は「何かに貢献するため」と、「自分を成長させるため」の二つがあると考えています。この二つは、どちらも生きる喜びであり、人間の本能だと思います。なぜ貢献したい、成長したいと思うのかといえば、職場やお客様のために一生懸命働けば相手から感謝されますし、信頼されます。自分が成長していい判断ができるようになったり、知識が増えたりしたら、みんなに信頼されたり尊敬されたりします。それは自分も幸せになるということ。ですから、貢献と成長を通して、自分の幸せのために生きているということになります。
しかし間違えてはいけないのは、幸せになるためだったら何をやってもいいわけではないということです。世のため人のため、あるいは自分を成長させる結果として幸せになるのです。だから、ときには嘘を言ったり自己保身をしたりするとしても、自分の幸せを先に考えてはいけません。何かに貢献したり、成長しようとすることを考えて、周りの人や自分を傷つけないように抑える努力が必要なのです。
つづく
本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
◇ 佐々木さんに聞く妖怪仕事への対処法Q&A
◇ 妖怪仕事キャラファイルー妖怪仕事の反省のヒント
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