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仕事復帰した女性部下

某企業の営業部門で管理職として働いています。この春から女性部下が、育児休暇を経て正社員として仕事に復帰しました。幼い娘さんを保育園に預けながら、定時の5時まで働いてもらっています。しかし突発的な仕事が発生することも多く、なかなか彼女には残業をお願いしづらいうえ、ときにはお子さんが熱を出し、早退してしまうことも。他の社員からは「○○さんのフォローをするのが大変」などという不満の声が出始め、職場の士気が下がってきてしまいました。私には子供はいませんが、「ママになっても働きたい」という彼女の気持ちを汲み、応援したいと思っています。ですが、他の社員たちの気持ちもわかるので、どう折り合いをつけていくべきか悩んでいます。(42歳・女性・会社員・既婚)


ピンチはチャンス

あなたの職場では初めてのケースで、皆さん戸惑っておられるのでしょう。人は、自分と違う立場・環境の人のことはなかなか理解できず、裁いてしまうことがあります。
あなたは管理職として双方の架け橋となり、部署内の人間関係を調和し、思いやりや、協力しあう雰囲気を生み出して、チームとして成果を出していくことを目指すことです。そうすれば、他の女性社員たちも、「この職場なら出産しても働き続けられる」と希望を持てるでしょう。まず、これは新しい職場カルチャーをつくるチャンスでもあると、受け止めてみてください。

 

相互理解を深めるために

保育園の送迎で、朝は始業時間ギリギリで掃除当番ができないし、残業もできない。子供の病気で早退する日もある――本当に大変です。だからこそ限られた時間内で段取りよく仕事をし、急な早退に備えて仕事の前倒しを心掛けたり、ご主人の在宅日の早朝に出勤するなど、努力しているママ社員さんもいます。また日ごろからコミュニケーションを取り、子供の状況などを説明し、周囲の理解や協力が得られるように努力していたりします。
さて、あなたの部下はいかがですか? 自分のことで頭がいっぱいだったりしませんか? 他の社員の助けなしには仕事は進まないということを自覚してもらい、常に同僚への感謝の気持ちを持つことを伝えましょう。そして人から助けてもらった分を、別の事(例えば来客への応対やお茶出し、電話応対など)を手伝うなり、細やかな気配りを彼女に指導しましょう。
一方、他の社員たちは、あなたの“愛”が彼女だけに注がれていると感じているのかもしれません。「同じ正社員なのに、こっちにだけしわ寄せがくる」「彼女にだけ優しくて、私たちには優しくない」などの不満や不公平感が出ないよう、あなたは折に触れ、他の社員一人ひとりに声をかけ、負荷がかかりすぎていると思ったら調整してあげましょう。
「困ったときはお互いさま」というのは、子育て社員も独身社員も同じです。要するに、「あなたのこともちゃんと見ていますよ」ということが伝われば、不満は溜まらないのではないでしょうか。さらに、部下たちが元気になるような明るい話題を口にし、それぞれの長所や頑張っているところなどを積極的に褒めましょう。そこにひとつの信頼関係が生まれ、職場があなたを中心にまとまってくると思います。

 

大きな愛と真心で部下を包む

私たちは、いろいろな時代や国に転生輪廻していますが、そのときに一緒に生まれてくる人たち(ソウルメイト)がいます。それは友達だったり、職場の上司や部下、同僚だったりします。あなたの部署の方々も互いにソウルメイトで、過去世においてもどこかで一緒に協力していた仲間だと思います。
そうした縁生の神秘も感じつつ、部下の方々を大きな愛と真心で包み込んでいってください。そして、皆で協力し合ってひとつの仕事を成し遂げていく、調和からの発展を目指していただければと思います。

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記事DATA

金澤由美子 Yumiko Kanazawa

幸福の科学 指導研修局長

幸福の科学 指導研修局長。1986年幸福の科学に入会。1989年入局し、支部・本部・精舎勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。本誌2014年3月号から2015年8月号まで読者からのお悩み相談ページを連載。