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尿もれ・頻尿【 Dr.ジョージのHAPPY診療室】

<尿もれ・頻尿の主な原因>

・お腹を強くぶつけたり、出産などによる筋肉の損傷
・加齢に伴う筋肉のゆるみ
・体重の増加

尿もれには「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」があります。腹圧性尿失禁は、お腹を強くぶつけるなどして膀胱や尿道などの筋肉が損傷することで、尿もれが起きやすくなること。出産後には尿もれが起きやすくなりますが、これも同じ理由です。

膀胱や子宮などの内臓は筋肉によってつり上げられているのですが、物理的な力によって筋肉が損傷してしまうと、年齢に関係なく腹圧性尿失禁が起こってしまいます。また、年齢とともに筋肉がゆるんできたり、体重の増加によって筋肉が脂肪を支えられなくなった場合にも、尿もれが起きやすくなります。

切迫性尿失禁は、膀胱の過敏性と関係しています。膀胱に尿がたまっていないのに急に尿意をもよおしたり、頻繁にトイレに行きたくなるなどの症状で、脳神経と膀胱の連動ミスが原因で起こります。どちらのタイプも冷え性で胃腸が弱い人がなりやすいので、食事の改善や運動の習慣をつけることが大切です。

漢方では、腹圧性尿失禁には、ゆるんだ筋肉を引き上げる補中益気湯(ほちゅうえっきとう)がおすすめです。さらに、体が冷えている人には八味丸(はちみがん)、体は冷えているのに手足がほてる人には六味丸(ろくみがん)が効果的です。切迫性尿失禁の方には、ストレスや緊張をやわらげる半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、痛みがある場合は芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を。また、冷えが原因の頻尿・尿もれには、葛根湯(かっこんとう)、体が芯から冷えている人には真武湯(しんぶとう)で対処します。

覚えておくと安心!尿もれ・頻尿に効くツボ

関元(かんげん)

おへそから指幅4本分下にあり、冷えによる尿トラブルのほか、生理痛改善にも効果があるツボです。手のひらを重ねてツボに置き、力を入れずにゆっくり押して離すをくり返します。1~2分続けましょう。温めるだけでも効果があります。

毎日のトレーニングで尿もれを改善!「骨盤底筋体操」

あお向けになって

1.あお向けに寝て体の力を抜き、足を肩幅に開いて膝を立てます。

2.肛門をギュッと締めて5秒キープし、息を吐きながら力を抜きます。

椅子に座って

1.足を肩幅に開きます。

2.背筋を伸ばしてお腹に力が入らないように、肛門をギュッと締め、5秒
キープします。

10回×1セットを1日3回続けましょう!

Column 尿もれ・頻尿を防ぐ食べ物

豆腐、納豆などの大豆製品や、黒ごま、うなぎなどは「気」を補ってくれる食材。胃腸が弱い人は意識して摂るといいでしょう。

おすすめ漢方薬

腹圧性尿失禁に

筋肉がゆるんでいる人に
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

体が冷えている人に
八味丸(はちみがん)

体は冷えているのに、手足がほてっている人に
六味丸(ろくみがん)

切迫性尿失禁に

ストレスや緊張が強い人に
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

腹部の痛みがある人に
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

(「Are You Happy?」2023年9月号)

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小林城治 

精神科・心療内科医

医療法人社団ヘルメス会「J戸越銀座クリニック」理事長。

高い実績を認められた復職支援(リワーク)の専門機関、薬だけに頼らない療法で社会復帰をサポート。現代書林『赤ひげ名医シリーズ』に掲載他、日本テレビ『ニュースゼロ』TV東京『ワールドビジネスサテライト』等、テレビ出演も多数。

書籍『2014最新版 現代の赤ひげ 医療最前線の名医12人』に選ばれている。

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