
昨秋、大川隆法総裁は子供向けに「神様に愛される子になろう」というお話をされました。
神様に愛される子って、いったい、どんな子なのでしょうか?
神様って、なにかな?
はじめに、大川総裁は「神様ってどんな方なのか」をお話しされました。
神様とは、みんなの魂を創ってくださり、生命と生きる力(エネルギー)を与えてくださっている方です。神様はあの世のいちばん高いところにいて、みんなを、あの世からこの世に送り出してくれて、この世で生きている間、昼も夜も一日中ずっと見守ってくださっています。年を取って死んだら、あの世で迎えてくれて、そのあとも、ずーっと見守ってくださっています。
だから、神様はみんなのことをぜーんぶ知っています。「あの子は勉強ができるな」「あの子はかけっこが速いな」「あの子は絵がうまいな」「あの子は、お友達が困っていたらすぐに助けてあげるな」「あの子はお母さんのお手伝いをよくしているな」と、それぞれの子の、それぞれのいいところをちゃんと見てくれています。そして、どの子にも同じように期待して、頑張るチャンスを与えてくれています。
そのことを知っていると、神様が悲しんだり怒ったりするようなことはできませんね。だから、神様を信じている子は、悪いことをしようとしても、思いとどまることができるのです。
神様の願い
神様は、すべての人を愛してくれていますが、神様には「みんなに、こう生きてほしいな。こんな人になってほしいな」という願いがあります。
せっかくこの世に体を与えられ、生きることを許されたのだから、与えられた命を大事に使って、いっぱい輝かせて、素晴らしい生き方をしてほしいと、すべての人に願っているのです。では、どうすれば神様が願う素晴らしい生き方ができるでしょうか?
まず、子供は生まれてからずっと、お父さんやお母さんやいろんな人のお世話になって、いろんな人に迷惑をかけて育ててもらっているので、そのことに気づいて、感謝をして、ご恩返しできる人になろうと思うことです。
子供時代にもできることはたくさんあります。お家では、「どうすれば家族を助けられるかな? お母さんが楽になるかな? みんなが楽しく暮らせるかな?」と考えて、実際にやってみる。また学校では、「どうすれば先生を助けられるかな? どうすればクラスのみんなを仲良くまとめられるかな?」と考えて実行する。そういう子に成長することが、神様の願いであり、神様に愛される子なのです。
それから、礼儀正しい子。自分のことが自分でできて、お友達も助けられる子。ぐずぐずせずにやるべきことをやる子。自分一人のワガママを押し通さないで「自分も他の人も幸せになること」を考えられる子。みんなから「キミといると楽しい」と思ってもらえる子。そういう子は、世界中の人を幸せにしようとしている神様のお手伝いができる子です。
「神様が喜ぶことをして、神様に愛される子になろうね」を合言葉に、与えられた命をいっぱい輝かせて生きる天使の卵を育てていきましょう。
(「Are You Happy?」2021年3月号)
奥田敬子
早稲田大学第一文学部哲学科卒業。現在、幼児教室エンゼルプランVで1~6歳の幼児を指導。毎クラス15分間の親向け「天使をはぐくむ子育て教室」が好評。一男一女の母。