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教育無償化はマルクスのマニフェスト 教育界にも「信仰心と自助努力」の精神を

教育が「政局」の人質に?

子供たちの将来を左右する「教育」が、政局のテーマになっています。少数与党となった自民・公明政権が、予算成立のため「103万円の壁」を撤廃して所得税減税を訴える国民民主党よりも、所得制限なしの「高校授業料無償化」を訴える日本維新の会との連携に軸足を移したのです。

安倍政権下で自民党が「マルクス主義」に変質

高等教育無償化は2009年、民主党政権が「公立高校の無償化」を行ったのが最初です。公立高の授業料を実質無償化し、私立高への11万8千円の助成が始まりました。
この時、自民党は「バラマキだ!」と反対していました。ところがその後、変質します。
2017年5月3日の読売新聞のインタビューで、当時の安倍晋三首相が、突如「憲法改正の項目に教育無償化を入れる」と発表したのです。
「教育無償化」は、マルクスのマニフェストです。1948年にマルクスが『共産党宣言』に書いた10の基本方針の一つに「すべての児童の公共無料教育」とあります。今、議論は私学無償化に及び、目下、異議を唱えているのは『共産党宣言』を永遠に葬り去る立党趣旨を持つ我が党だけです。

本誌では続きが読めます

▸タダより高いものはない
▸本当に必要なのは質の高い公教育
▸信仰心と自助の精神を育むことが真の教育

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