マイナ保険証で医療・介護現場は大混乱
現行の健康保険証の新規発行が2024年12月2日で停止され、「マイナ保険証」に一本化されます。マイナ保険証推進のため、政府は数百億円の税金を投じました。
しかし、医療や介護現場では多くの混乱が生じています。
都内のクリニックで働く看護師は「マイナ保険証の読み取り機はトラブルだらけで、患者さん自身が『はい』を何度も入力しなくてはならないので時間がかかるし、オンライン資格と照合が取れず、紙の保険証で受付をし直すこともあります」と語ります。
兵庫県の介護関係者は「認知機能の低下が見られる人は特に不安が大きいです。今までの保険証が薬局でも使えなくなると聞いて『どうして駄目なの?』と食ってかかってきた人もいます。暗証番号など記憶できるとは思えません」と言います。
都内の開業医は「マイナ保険証の一本化に反対する医療従事者は本当に多く、当院でも署名を集めています。混乱ぶりを見るとこのままでは済まないでしょう」と語ります。
(つづく)
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◇マイナンバー制度のねらいは資産課税
◇目指すべきは「小さな政府」
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