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「国家丸抱えの社会保障」では、日本は崩壊する〔幸福実現党党首 釈量子のキッチン政経塾〕

ハイパー高齢化社会に突入

日本はこれから人類未体験のハイパー高齢化社会に突入します。2040年には、高齢者人口がピークを迎え、3人に1人が高齢者という社会になります。つまり医療や介護が、国民みんなの切実な問題として迫ってくるのです。
私も行政視察などを通して理解はしてきたつもりですが、いざ身内の介護が始まると、なかなか大変です。ケアマネジャーや、社会福祉士、ホームヘルパーの方々にお世話になると、幅広い専門知識と経験、さらに献身的に支えてくれるお人柄に頭が下がります。
ただ、介護などの社会保障の問題を、お金で解決しようとすると、大変なことになります。2040年には、社会保障給付費は現状から56兆円増え、190兆円となる見通しです。消費税収は1%で2兆円と言われますから、これを公費で賄うなら消費税28%の増税にあたります。
また、2040年には「高齢者1人を現役世代の1.5人で支える」ことになりますが、56兆円の負担増を現役世代が支えると1人あたり100万円です。若い人だとざっくり4カ月分のお給料を追加で召し上げられてしまいます。絶対に耐えられません。
幸福実現党の議員には、介護業界出身者も増えており、介護業界の連絡会である「幸福介護ネットワーク」とともに今後の課題を洗い出しています。調べるほどに、国がかなり「苦し紛れ」でやっているのが分かります。…(つづく)

本誌では続きが読めます。
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