シニア世代にこそ英語学習がおすすめです

世代を超えてさまざまな方に英語授業を行っている坂本方斉さんに、生涯現役に向けて英語を学ぶ大切さを聞きました。

 生涯現役のためには、頭脳訓練をして頭を鍛えることが大切です。そのなかでも英語を含めた語学学習は、ボケ防止にも良いと言われています。私の英語学習会には、10代から90代までさまざまな方が参加されますが、シニア層の方も多く、とてもまじめで、毎回とても楽しそうに英語を学んでいらっしゃいます。
 私がシニアの方に英語学習をおすすめしているのは、ボケ防止などの効果だけが理由ではありません。英語を学ぶことは、ある意味でスポーツの練習に似ていて、練習すればするだけ成長していくことが実感できるからなんです。
 学習会に毎月通ってくださっている方の中に、一カ月の英語の気づきを教えてくださる方がいらっしゃいます。洋画を見ていて意味の分かるセリフが出てきたり、トランプ大統領の英語スピーチの中の1フレーズを聞き取れたり……。小さな学びだと思われるかもしれませんが、確実な成長を実感できることが、その方の喜びになっています。英語学習によって知的好奇心が高まっていくことで、頭だけではなく心も若返っていくのです。結果ばかりを期待しすぎず、英語自体を楽しむことが大切です。
 英語を覚えるだけなら、若い方のほうが早いかもしれませんが、英語はあくまでもコミュニケーションのためのツール。スキルだけではなく、「英語を使って何を伝えるのか」が大事です。人生でさまざまな経験を積んできたシニアの方が、深みのある言葉を英語で伝えられるようになれば、国際社会に向けた日本の発信力アップにもつながると思います。
 英語学習を習慣化するためには、モチベーションの維持が重要です。「好きなハリウッド俳優の英語を聞き取れるようになりたい」「海外からの観光客とコミュニケーションが取れるようになりたい」など、「英語を使って何がしたいか」を思い描くと、継続しやすいと思います。次のページからは、英語レッスンを実践してみましょう!

Lesson1 「I CAN !」音読チャレンジ!

頭も心も元気になる『I CAN!私はできる!』気軽に英語に親しむなら、音読がおすすめです。今回は幸福の科学・大川隆法総裁の英日対訳書籍『 I CAN ! 私はできる!』から、音読をすると心が元気になる英文を選びました。スラスラと言えるようになるまで何度も音読してみましょう。慣れてきたら、録音して発音をチェックしてみるのもおすすめです。

When(ウェン) you(ユー) confront(コンフロント) difficulties,(ディフィカルティーズ)
please(プリーズ) say(セイ) to(トゥ) yourself,(ユアセルフ)“I(アイ) can(キャン), I(アイ) can(キャン), I(アイ) can(キャン).”

「みなさんが困難に直面したときには、『アイ・キャン、アイ・キャン、アイ・キャン(私はできる、できる、できる)』と自分に言い聞かせてください。」▶第4章「私はできる」 p.148-151

Just(ジャスト) think(スィンク) about(アバウト) your(ユア) efforts(エフォーツ) first,(ファースト)
and(アンド) there(ゼア) will(ウィル) follow(フォロー) the(ジ) assistance(アシスタンス)
or(オア) aid(エイド) of(オブ) gods(ゴッズ) after(アフター) that(ザット).

「まずは、自分で努力することを考えてみてください。さすれば、神々からのご支援や手助けは後からついてくるでしょう。」▶第2章「セルフ・ヘルプ思考の大切さ」 p.68-69

Your(ユア) daily(デイリー)efforts(エフォーツ)and(アンド) your(ユア) accumulation(アキュミュレイション)of(オブ)knowledge(ナレッジ)will(ウィル)change(チェンジ) your(ユア) life(ライフ) in(イン) the(ザ)near(ニア)future(フューチャー).

「あなたが日々に努力し、知識を蓄積していくならば、近い将来、自分の人生を変えることができます。」▶第2章「セルフ・ヘルプ思考の大切さ」 p.92-93

Lesson2 こんな悩みを持つ人に伝えたい心に響く“金言”を暗唱しよう!

Lesson1で自分の心が元気になったら、今度は人の心を明るくする言葉を言えるようになりましょう。シニアからの英語学習では、ぜひ自分の経験や教訓を英語で伝えられるようになっていただきたいのですが、そんなときに一言プラスすることでより相手の魂に響くようなる参考表現を紹介します。何も見ずに暗唱できるようになるまで、練習してみてください。

Life(ライフ) is(イズ) a(ア)workbook(ワークブック) of(オブ)problems(プロブレムズ) to(トゥ) be(ビ) solved.(ソルブド)

「人生は一冊の問題集ですよ。」

God(ゴッド) never(ネバー) gives(ギブズ) you(ユー) a(ア)problem(プロブレム) that(ザット) is(イズ) too(トゥー) difficult(ディフィカルト) to(トゥ) solve(ソルブ).

「神は、あなたが解決できない問題を与えたりしませんよ。」

When(ウェン) you(ユー) die(ダイ), there(ゼア) is(イズ) nothing(ナッシング)you(ユー) can(キャン) take(テイク)back(バック)to(トゥ)the(ジ) other(アザー) world(ワールド) but(バット) your(ユア) mind(マインド).

「死んだら、心しかあの世に持って還れません。」

The(ザ) purpose(パーパス) of(オブ) life(ライフ) is(イズ)to(トゥ) experience(エクスペリエンス)“soul(ソウル) training(トレーニング).”

「人生の目的は、魂修行なのです。」

(「Are You Happy?」2020年4月号)

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