コロナ禍や物価高など、困難な状況に直面する現代日本。
国からの給付金や補助金があるのが当たり前のように言われることも多くなってきました。しかし、困難な状況を乗り越えて未来をつくるには、自分たちの力で立ち上がる強い心意気が必要です。
1995年の阪神・淡路大震災で、国の支援が十分でないなかで復興を成し遂げた兵庫には、そんな強さがあります。
兵庫のストロングな人々
震災で発揮された一人ひとりの強さは、神戸だけのものではありません。兵庫各地でストロングな心意気を持つ人々を追いました。
助け合いがすごかった阪神・淡路大震災からの復興
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災は、戦後初の規模の大災害だった。近代都市が一瞬で瓦礫の山と化した光景は、世界にも衝撃を与えた。また、政府の対応が後手に回るなか、救援・復興において地元や民間の力が発揮された災害でもあった。
被害の大きかった地域に住み、震災直後は救援活動にも参加した人たちに話を聞いた。
「震災直後、僕は神戸市に借り…(つづく)
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