病気になりにくい生活習慣をつくる「心の調え方」

幸福の科学 総本山・正心館の細川幸宏講師に、心の側面から生活習慣を整えていくためのヒントを聞きました。(「Are You Happy?」2019年11月号掲載)

心には創造性がある

病気になろうと思って病気になる人はいないのですが、心の奥で休息を求めていたり、不幸であることに同情してもらいたいと思っていたりすると、病気になってしまうことがあります。人間の心には神仏から与えられた「創造性」があります。ですから、不安やイライラなどのマイナスの思いを持ち続けると、自らの心が病気をつくってしまうのです。

病気の原因は3種類あります。1つ目は「心が病む」、2つ目は「魂の乗り物である肉体が故障する」、3つ目は「心と肉体のバランスが崩れる」です。体を軽視して精神論だけで頑張ってもいけませんし、逆に、体さえメンテナンスしておけば大丈夫と思うのも間違っているということです。心と体はお互いに影響し合っているので、心の健康と、生活習慣の両面を整えていきましょう。

その際に出発点となるのが、感謝の心です。ご飯がおいしく食べられることや、目が見えることなどは、つい当たり前だと思ってしまいがちです。しかし、当たり前のことなどひとつもありません。身の回りの小さな幸福を数えてみると、周りの人や、神仏など目に見えない存在から生かされている自分に気づくのではないでしょうか。感謝の心があってこそ、周りに恩返ししようという志が生まれ、良き習慣をつくる努力を続けることができるはずです。

Lesson1 「思い」が体をつくっていると知る

私たちの体には魂が宿っており、その一番外側の部分である「幽体(ゆうたい)」が肉体と重なるように収まっています。幽体は内臓や髪の毛、爪に至るまで肉体とそっくりで、魂の中核部分である心から発信された思いを受け取って肉体をつくる“設計図”の役割を果たしています。マイナスの思いが発信されると幽体が傷つき、やがて肉体にも病気として現れてくるのです。

Lesson2 悪霊の影響から身を守る

悪霊などの「憑依(ひょうい)」が病気の原因になることもあります。怒りなどのマイナスの感情を持つと、「波長同通の法則」によって、自分の心と波長の合う悪霊が寄ってきます。すると、感情のブレが非常に激しくなるほか、体に病変が現れることもあるのです。悪霊の憑依から身を守るためには、明るくさっぱりとした心で生きることが重要です。

Lesson3 教訓のみをつかんで葛藤を手離す

心の面から病気を防ぐには、葛藤をつくらないことが大切です。嫌なことがあったら、そこから自分を成長させてくれる教訓をつかみ取り、それ以外はさっぱりと手離す訓練をしましょう。例えば、赤ちゃんはオムツを替えてほしくて泣いていても、新しいものに替えたらケロッと笑顔に戻ります。あの根に持たない感じを見習いたいですね。

Lesson4 笑ってしまうほど簡単な目標から始める

生活習慣の改善におすすめなのが、「毎日腹筋を1回する」など、笑ってしまうほど簡単な目標から始めることです。大川隆法総裁は、105歳まで活躍した医師・日野原重明さんの霊言のあとがきで、「生活習慣の勝利」という言葉を使っています。生活習慣を正すことは人生の勝利にもつながるということです。日野原先生のように、生涯現役を目指したいですね。

「Are You Happy?」2019年11月号

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