現代の常識では説明できないような現象が世界中で数多く報告されています。今までの「常識」がくつがえされるような衝撃の研究結果や事例をご紹介します。
現代の常識 祈りで病気が治る現象は思い込みによるもの
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新常識 祈りには病気を治す力がある
一般的には、祈りによって病気が治るのは患者の思い込みによる効果だと言われています。しかし、祈られていることを知らなかったにも関わらず治った事例は少なからずあります。
2015年のアメリカで、飛び降り自殺に失敗し、重態になった14歳の少年がいました。両親は祈るような気持ちで、ヒーリング団体に連絡し、計3回祈ってもらいました。すると少年は、祈りの直後に劇的な回復を見せたのです。少年自身は、祈りが向けられていたことをまったく知りませんでした。
また、ワシントン州で誕生した超未熟児の女の子は肺の手術をしなければ生きられないのに、手術の際の感染症を防ぐ抗生物質への拒否反応がありました。しかし、あるグループが支援の祈りを始めてから1週間後、手術は奇跡的に成功。この女の子に祈りの効果が理解できたはずはありません。
『パワー・オブ・エイト』(ダイヤモンド社)
現代の常識 心とは脳の作用である
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新常識 心は知性あるエネルギーである
近年注目を集めている脳科学では、「心は脳の作用である」として研究が進められています。しかし、心が脳の作用であればありえないことが、世界各地で起きています。
ある科学雑誌の記者の取材によると、英シェフィールド大学に、IQ 値126で数学では首席を取るほど優秀な男子学生がいたそうです。あるとき、その学生の脳をスキャンしたところ、通常4.5センチあるはずの大脳がなく、1ミリほどの薄い層があるだけだったといいます。
臓器移植を受けると性格が変わるという事例も、心が脳の作用ではないことを示しています。1988年に心臓と肺の移植手術を受けた米ボストンの女性は、術後チキンナゲットが好きになり、オートバイを楽しむなど趣味も変わりました。彼女がドナーの家族を訪ねたところ、ドナーの提供者はオートバイに夢中の18歳の少年で、チキンナゲットが好きだったことが分かったのです。
『思考のすごい力』(ダイヤモンド社)『記憶する心臓』(角川書店)
現代の常識 菌やウイルスで病気が発症する
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新常識 心の状態によっては病気が発症しないこともある
病原菌やウイルスが病気の原因になることはよく知られています。しかし、病気が発症するかどうかには、心の状態が大きく影響しています。
細菌感染によって起きる伝染病・コレラ。その原因が分からず論争中だった19世紀、「細菌説は間違いだ」と主張する科学者がいました。彼は自説を証明するため、コレラ菌の入ったコップの水を飲み干しましたが発症しなかったのです。
また、1991年、男女420人のストレス度をチェックした後、2つのグループに分け、一方は塩水入り、他方は風邪ウイルス入りの点鼻薬をスプレーする研究が行われました。その結果、どちらのスプレーを使ったかとは関係がなく、風邪をひいたのは、ストレス度合いの高かった人たちでした。
『思考のすごい力』(PHP研究所)
『がんが自然に治る生き方』(プレジデント社)
現代の常識 病気は手術や薬によって治る
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新常識 心の力で病気は治ることがある
手術や薬によって病気が治ることは事実ですが、病気を治すことができるのは、それだけではありません。
1996年にアメリカで偽手術の効果を調べる実験が行われました。変形性膝関節症の患者を3つのグループに分け、①通常の手術、②通常の手術のうち軟骨の切除は行わない、③切開するが何もせず閉じる、という処置を施しました。術後はどのグループも同じように症状が改善したといいます。
また、大腸がんで5年後の生存率30%と言われた男性がいました。彼は退行催眠で過去世を思い出すと、苦難に耐えられず死を選ぶ心の傾向性が病気の原因だと気づいたのです。この傾向性を変えようと努力したところ、2カ月後の検査でがんは消えていました。心の力が病気を治したのです。
『僕は偽薬を売ることにした』(国書刊行会)
『現代医学の不都合な真実』(パレードブックス)
現代の常識 再現できないことは「ありえない」
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新常識 再現できない科学実験も多い
ある人があるとき心の力で病気が治ったとしても、また病気になったときに再び同じことが起きるわけではありません。しかし、だからといって、心の力で治ることは「ありえない」としてしまうのは問題があります。
米大型バイオテクノロジー企業のアムジェンは、がん治療薬の開発のため、それまでのがん研究53件の再現を試みました。しかし、10年かけて再現できたのはわずか6件。同じく再現を試みたドイツの大手製薬会社バイエルも、5件の研究のうち2件しか再現できませんでした。
心理学の分野でも同様に、2008年、ある国際研究グループが100件の研究の再現に取り組みましたが、再現率は半分以下でした。
また、世界的学術誌「ネイチャー」が1576人の研究者に対して行った調査では、他人の実験を再現しようとした研究者の70%以上が、そして、過去の自分の実験を再現しようとした研究者の半数近くが、再現に失敗していたことが判明しました。
『思考が物質に変わる時』(ダイヤモンド社)
現代の常識 肉体は遺伝子によって決まる
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新常識 心が変われば肉体も変化する
遺伝子によって体の特徴が決まることはよく知られています。しかし、心には、すでに決まっているはずの体の特徴さえも変える力があることを示す事例があります。
多重人格障害者は、そのときの人格によって、性格だけでなく脳波や目の色まで変化することが報告されています。この病気を患い、10以上の人格を持っていたティミーという6歳の少年は、糖尿病の人格になったときはインスリン値が急激に変化し、オレンジジュースアレルギーを持つ人格になったときはオレンジジュースで蕁麻疹(じんましん)や水ぶくれができていました。
また、1952年のイギリスで、ある少年がイボを治す催眠治療を受けました。当時、イボには催眠治療がよく行われていたそうで、彼のイボも治ったといいます。しかし後から、彼の肌荒れはイボではなく、現代でも治療法が見つかっていない「先天性魚鱗癬(ぎょりんせん)」という遺伝病だったことが判明しました。
『パーフェクト・ヘルス』(きこ書房)
『思考のすごい力』(PHP研究所)
(「Are You Happy?」2019年10月号)