〔今回のお悩み〕
小さいころからぽっちゃり体型だった中学2年生の息子。最近自分の体型にコンプレックスを感じるようになったのか、食事を抜いたりダイエット食品しか食べなかったりと、過度なダイエットをするようになりました。成長期なのできちんと食べたほうがよいと思うのですが、どうすればいいでしょうか。(39歳/神奈川県)
成長期の過度なダイエットは控えること
中高生の男の子は、人生で最も身長が伸びる、食べ盛りの年頃です。私が校長を務める幸福の科学学園は全寮制のため、三食カフェテリアで食事をしています。生徒たちを見ていると、ごはんやお味噌汁は、おかわり自由なので、運動部の男子生徒のほとんどがおかわりをしています。
お子さんは、中学2年生ですから、今まさに成長期。体重を落とすために食事をがまんしすぎることは、健康上よくないだけでなく、ストレスの原因になったり、栄養がいき届かず、頭脳の働きが鈍ったりもします。過度なダイエットは、リバウンドしてしまうこともあります。お母さんがおっしゃるように、規則正しい食事を心がけたほうがよいでしょう。
子供が続けられる運動の習慣をつくる
おすすめしたいのは、運動の習慣化です。代謝のよい若い時期は、三食きちんと食べても、運動をすれば体重は適正になっていきます。中高生にとって一番取り組みやすいのは、学校の放課後に組み込まれている運動部の活動だと思います。必ず週に何度か運動をしますし、試合や大会があれば、モチベーションも上がります。何より友達とのつながりも深まり、継続しやすくなるでしょう。
お母さんができることとしては、習い事を勧めてみるのもよいでしょう。少々お金はかかりますが、学校とはまた違った新鮮な環境で、自分の好きな運動を楽しみながらできるという利点があります。自分で選んだ運動なら、主体的に続けやすいはずです。
もし、これらが難しければ、「歩く」ことから始めましょう。長時間勉強を続けるためには、体力の維持が欠かせません。その意味では、お父さんやお母さんも含め、ご家族で、健康維持のために、朝や夜、一緒にウォーキングの時間をとってもよいでしょう。
霊的側面から見たダイエットの危険性
ダイエットについては、霊的側面からも危険性があると言えます。あの世の地獄には人間の霊だけでなく動物霊もいます。動物は食べ物がなくて飢え死にすることが多く、そういった動物霊が、同じく飢えを感じている人間に憑依(ひょうい)してくる場合があります。適正な範囲でのダイエットであれば、地獄的なものにはなりませんが、中道を外れて、常に空腹を感じたり、容姿や肉体
のことばかり考えていると、動物霊に取り憑かれる危険があるのです。大人が生活習慣病を改善するために食事制限をすることはありますが、成長期である中学生時代は、食事を極端に減らす必要はありません。息子さんと一緒に、長期間続けていけるような運動を習慣化し、家族全員で健康になりましょう。もう大丈夫‼
(「Are You Happy?」2020年8月号)