〔今回のお悩み〕
大学に入学して上京した20歳の次女ですが、「自分が将来やりたいことではない」と1年ほどで大学を辞めてしまいました。今は専門学校に行く学費を貯めるために、地元のスーパーでパートをしています。しかし家ではスマホをいじりながらだらだら過ごしているだけで、夢を実現するための努力をしているようには見えません。このまま放っておいていいものでしょうか。(58歳/新潟県)
人生の時間を奪うだらだらスマホの危険性
若いときは、無限に未来があるような気がするものですが、実は、人生は三万日くらいしかありません。それは、三万粒の砂が上から下に落ちていく砂時計のようなものでしょう。毎日、砂の一粒一粒がくびれたガラス管の隙間を落ちていっているのだと思えば、一日の時間の大切さが分かってきます。
娘さんは、いったんは大学に入学したものの、専門学校に行く学費を貯めているということでしたので、「より具体的で実践的なことを身に着けたい」「できれば、その学びが就職につながるとよい」という考えを持っているのだと思います。
娘さんにアドバイスしていただきたいこととしては、まず、「だらだらスマホ」は本当に危険だということです。小中高生はもちろん、20代の若者もスマホの使い過ぎで、思索する時間と読書の時間が奪われています。記憶力低下や健康的な生活習慣が失われていくようなら、大人が注意し、指導しなくてはいけません。
子供に志を持たせるために親としてできること
また、親御さんから見て、娘さんに「自分を律する心」が足りないように感じるなら、娘さんにはまだ「志」が立っていないのかもしれません。基本的には自分自身でそれを自覚していくしかありませんが、お母さんができる手助けもあります。
おすすめの方法の一つは、お母さん自身が将来をもう一度設計し直し、夢を持つということです。人
生100年時代に入りました。40代、50代になっても、さらにもう一回新たな人生目標を立て、走り出
す時代です。幸福の科学の精舎は、人生設計を考えるのに最適な場所です。ぜひ、精舎の研修に参加してみてください。そして、娘さんを一緒に誘ってみてください。身近な母親の発奮に大きな刺激を受けるでしょう。また、講師との面談もおすすめです。スマホから離れ、ゆっくり自分と向き合う時間の中で受ける第三者からのアドバイスは、大切なヒントを与えてくれます。
二つ目は、志を持った同じ世代の仲間と出会うことです。幸福の科学の学生部は、生き生きと夢を語り合える場です。主体性を持って生きている仲間の姿を見て、娘さんもやる気が出てくるでしょう。
「友人の夢を聞いているうちに、自分の将来も固まってきた」という若者を、これまでにもたくさん見てきました。幸福の科学の学生部が主催する合宿に参加するのもおすすめです。
志が立ってきたら、日々のマンネリ化を防ぎ、惰性に流されないよう、「小目標」、少し高い「中目標」、長期スパンで叶える「大目標」を紙に書いてみてください。それを見えるところに貼っておけば、自分の志を忘れずに夢を叶える一歩を踏み出していけることでしょう。もう大丈夫!!
(「Are You Happy?」2020年6月号)