私は高校生のころから、だれもいないはずの部屋で物音を聞いたり、金縛りやひどい悪夢にうなされたり、ときには本来見えるはずのない幽霊が見えてしまい困っています。
旅行で泊まった旅館では、鏡越しにはっきりと幽霊を見てしまい、車を運転していたときには、目の前を走っていたはずの車が突然消えたこともありました。精神的に落ち込んだときや体調が悪いときには、必ずといっていいほど金縛りにあうため、眠るのも怖いほどです。
周囲の人に体験を話しても、「勘違いだ」とバカにされてしまうこともあり、なかなか理解されません。そんな毎日に、とてもうんざりしています。どうしたら心おだやかに暮らせるようになるでしょうか。(29歳・女性・会社員)
他の方にはわかってもらえない体験、辛いですね。あなたは第六感が冴えていて、要するに“霊体質”なのだと思います。それ自体は急にはなくせないので、ここは開き直って“高級霊体質”を目指し、悪い霊と関わらずにすむよう“体質改善”をしてゆきましょう。以下、3点をアドバイスさせていただきます。
①多忙な毎日を過ごし霊現象は無視する
まず、幽霊を見たりラップ音を聞いたりしても、無視することです。「私は忙しいの。相手をする暇はないの」と意識的にシャットアウトするのです。仕事や勉強等に没頭し、忙しく生きれば、人は同時にふたつのことは考えられないので、幽霊に意識が向かなくなります。
②神仏の教えを学んで心境を上げ、明るい心を維持
忙しく生きる意味でも、ぜひ神仏の教えをたくさん学んでください。霊現象に対処するには、正しい霊知識がとても大切だからです。
たとえば、恨みや嫉妬心、猜疑心、劣等感、自己嫌悪などマイナスの思いは悪い霊を引き寄せます(波長同通の法則)。対策としては、自分に非があれば反省し、そうでなければ教訓を得た上で水に流し、自分も他人も責めないことです。誰かに嫉妬しているなら、相手の素晴らしさを素直に認め、祝福の思いを持つことです。また自分自身の欠点ばかり見るのではなく、長所も認めてバランスのとれた自己認識をすることです。
また、非常に傷つきやすくて悶々とするタイプの人も、悪い霊が寄ってきやすいです。心境が落ちたら、できるだけ早く回復させることが大切。嫌なことがひとつあったら、「でも、いいこともある」と、プラスのことを5でも10でも数えるといいですし、日ごろから物事を明るく考える内容の本を読むと、心が元気になります。その他、ささやかなことにも感動し、感謝して、心をどんどん明るくしてゆきましょう。行動面では、ひとつでも多く他の人に親切にしたり優しくしたりすることで、幸せ感覚が生まれ、光の環が広がってゆきます。
要するに、心をコントロールして幸せ感覚を強くし、不幸感覚を小さくしていく努力をするわけです。毎日「今日も幸せだったなぁ、ありがたかったなぁ」という気持ちで眠りにつけば、金縛りを恐れる必要もなくなります。
③健康生活と笑顔で明るい毎日を
健康生活も大切です。心と体は密接に関連しているので、体調が悪いと心境も落ちやすいのです。十分な睡眠と栄養、適度な運動で体力をつける。早寝早起きで規則正しい生活を送る。すると、体調もよくなって笑顔も増え、春の陽気のようにぽかぽかした雰囲気が出てきます。こうなると悪い霊は近寄れません。
また、霊現象にいちばん強いのは「宗教」です。宗教パワーを受け、光を増幅することも考えてみてください。幸福の科学には、悪霊撃退系の祈りや祈願もありますので、ぜひお近くの幸福の科学の支部や精舎にお問い合わせください。
以上、いろいろ申し上げましたが、できるところから実践してみてください。それが、天使と仲良くなって心穏やかに暮らす道ですし、さらに素晴らしい自分をつくっていく道にもなるでしょう。
(「Are You Happy?」2014年8月号)
金澤由美子
1989年に幸福の科学に奉職し、支部・精舎・本部勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。