不安が起きるメカニズムや、不安とうまく付き合うための方法を心療内科医の奥平邦雄さんに聞きました。
不安のメカニズム
「不安」を詳しく表現すれば、「将来、脅威になるかもしれない出来事を予測して、自分を守ろうとする反応」ということになります。その脅威をストレッサーといいますが、これは人によって違います。例えば試験があるとすると、過去に試験で痛い目に遭った人やネガティブな人はそれがストレッサーになる一方で、まったく平気な人もいるのです。つまり、不安は環境によって決まるのではなく、あくまでその人のとらえ方の問題なのです。
不安は、危機を察知し生存を助けるという良い面もあります。しかし、不安が過剰になって恐怖にさいなまれるようになると、自律神経が乱れ、不眠や動悸などの身体症状が出てきて、生活に支障をきたすこともありますから、物事のとらえ方は大事です。
続きは本誌でお読みいただけます
▶ コロナ不安の特徴
▶ 不安を増大させる生活習慣
▶ 不安をコントロールするためのWork