「大きな子供」タイプの夫とうまくいく秘訣とは? 朝ドラ夫に例えて深知り!

身の回りのことにこだわらず、天真爛漫で自由奔放な「大きい子供」タイプ。
「マッサン」の、夢を追って生きる主人公・亀山政春に似ているかも?

まっさん

Illustration by Shinichiro Hattori

「マッサン」(2014年度下半期)

大正時代、不可能と言われていた国産のウイスキーづくりに臨んだニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の生涯をモデルにしたストーリー。夢に生きる夫・マッサンこと亀山政春に惚れ込み、日本に嫁いだスコットランド人のエリーが、自由奔放で仕事に夢中なマッサンをかいがいしくを支える姿が、「古きよき日本の妻像そのもの」と反響を呼んだ。

 

「大きな子供」タイプの夫とうまくいく秘訣

① 癒し力
身の回りのことが苦手、自由奔放に夢を追う……。“大きな子供”タイプの分類はさまざまですが、大きく2パターンに分けられます。「仕事などで疲れていて、家では子供のように甘えたい」のか、「本当に身の回りのことなどをするのが苦手」なのか。まずはどちらのパターンかを見極めましょう。

仕事などで疲れていて、家では「甘えて癒されたい」と思っているタイプの場合、まずはご主人の気持ちを汲み、母性を発揮しましょう。家を、ご主人が思いきり甘えられ、「帰ってきてよかった」と思える癒しの空間にすることが大切です。そして、「お仕事お疲れさま」「あなたが今日も無事に帰ってきてくれて本当によかった」など、言葉で感謝を伝えましょう。

 
② 育み力
次に、「服は脱ぎっぱなし」「空気を読まず、忙しいときに話しかけてくる」など、本当に「自分の身の回りのことや、気を回したりするのが苦手」なタイプの場合。これはご主人の家庭環境が影響しているかもしれません。それが当然の家庭で育っていたら、なかなか生活習慣は変えられないものです。

指摘ばかりしていると、こちらまでイライラしてしまうので、例えば脱ぎ散らかされた服を見て、「脱いだままにしないでよ!」ではなく、「脱いだら洗濯かごに入れてくれる?」とお願いしてみましょう。そして1回でもやってくれたら、「ありがとう!」と、オーバーと思うくらい感謝を伝えてみてください。

ご主人が最低限のことはできるようになるよう導くのも、妻の役目です。最初は作業を単純化して、できそうなことから少しずつお願いし、習慣化しましょう。

 
③ 信じて見守る
「大きな子供」タイプの夫は、ときに妻をイライラさせたり、「なんでこんな人と結婚したんだろう」と思わせたりもします。でも大きな夢や一生を通じての趣味など、他の男性にはない輝きを持つご主人に惹かれて結婚を決めた方も多いのではないでしょうか。「完璧な人はいない」と思って、ある程度の“あきらめ”の気持ちを持ってもいいかもしれません。

ただ、ご主人を“いい加減な人”とは認定せず、「きっとできるはず」「夢はいつか叶う」と信じて、温かく見守る気持ちも大切です。思いは実現していくものです。ご主人の夢や趣味を応援し、母性を発揮してサポートを続けていきましょう。

 

<読者体験談>妻の思いが変わったら、夫が頼れる存在に!

主人の大らかなところが好きで結婚。靴を揃え、出したものを元に戻し……と、何でもやってあげていましたが、だんだん「いい加減な人」「自立してほしい」と思うように。どうしたら自立してくれるかを考えていたとき、「お義母さん以上に頑張らなければ」という、お義母さんと張り合う思いに気がつきました。すると自然に主人のいいところばかりが見えるようになり、尊敬する心が伝わったのか、主人にも変化が。今では自分のことは自分でする、「頼りがいのある存在」です。(Dさん・40代夫婦)

 

おすすめBOOKS

 
『人間にとって幸福とは何か』
大川隆法 著 / 幸福の科学出版

さまざまな逆境や試練を乗り越えて億万長者になった本多静六博士が、努力によって成功と幸福をつかむ人生の法則を語ります。夫婦円満のためには、「お互いに器を大きくしていくこと」が大切。他にも、「試練の乗り越え方」や「富の引き寄せ方」、「仕事に対する気の持ち方」など、夫婦で幸せな未来を築くために必要な智慧が満載です。

家庭円満でいきたかったら、「清濁併せ呑む」っていう雅量を、男女共につくらないと駄目だと思うよ。(111ページ)

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