「母を、娘をどうしても愛せない」「娘の暴力や非行に悩んでいる」……
愛したいのに憎く思ったり、強い拒絶や反抗をされたり……。そんな母娘関係の悩みには、「転生輪廻」や「霊的存在」といった、この世の価値観だけでは測れない影響があるかもしれません。スピリチュアルな視点から、母娘の不和の原因について解説します。
Case1.過去世のカルマ
母娘関係は前世からの深い縁?
私たちのほとんどは、「あなたの子供で生まれます」と天上界で親子の約束をして生まれてきました。また、6〜7割の人が現在の母親と前世などの過去世でも肉親であり、母が子として、子が母として生まれたり、姉妹となるケースなども多々あります。それほど母と娘の関係は、深い縁で結ばれているのです。
母親と折り合いが悪く悩んでいたある女性は、幸福の科学の霊査の結果、前世で室町時代に生まれ、政治的な理由で両親に将軍家に嫁がされて苦労したため、両親を深く恨んでいたことがわかりました。今回の人生でも同じ母親の娘として生まれたため、その潜在的な影響もあったのです。
他にも、親にいじめられた子供が、次に生まれるときに親として生まれ、子供をいじめるといったケースなどもあります。現在の親子のトラブルには、過去世が関係している場合も多くあるのです。
One Point Advice
今回の人生に「カルマ解消」という目的があります
「どうしても愛せない」「折り合いが悪いが理由がはっきりしない」といった母娘関係の悩みには、過去世が影響しているかもしれません。
前世でつらい思いや過ちを犯し、カルマがあるにも関わらず、今回の人生でも同じ人を母親や娘に選んで生まれてきたのには理由があります。それは、今回のあなたの人生に「カルマ解消」の目的があるからです。上で紹介した、室町時代の前世が現在の母親との関係に影響していた方は、カルマを克服し、自身をより成長させるために、あえて同じ母親という環境を選んで生まれてきました。
母娘関係に過去世が影響する場合が多いことは事実です。しかしどのような環境でも、そこに意味を見出し、小さな幸福の種を発見しようと心がけてみてください。与えられた場所で最善を尽くせば、未来が輝いていきます。
Case2.悪霊の憑依
家庭の混乱を助長する霊的存在
娘が家で暴れる、学校に行かないなど、「反抗期」だけでは済まないほどの家庭内の不和。目には見えませんが、実は99%の確率で“悪霊”が作用しています。
悪霊は死後、地獄に堕ちて迷い苦しんでおり、地獄から逃れて楽をしようと、地上にやってきます。そして、不満や怒り、相手を裁く心など自分と似たような心の傾向を持っている人に取り憑き、悲観的、否定的な感情をどんどん増幅させていくのです。
悪霊が憑依すると、相手のことが悪く見え、やることなすこと全てが気にさわったり、過去のいざこざを思い出して、そのことばかりが頭を巡るようになります。「どう考えても、相手に悪霊が憑依している」と思うときこそ要注意。実はそういう場合、自分自身に悪霊が憑依していることがほとんどなのです。相手に否定的な感情が溢れたときは、踏みとどまって「自分が悪霊の影響を受けているのではないか」と冷静に点検することをおすすめします。
One Point Advice
あなたの心が変われば悪霊を追い出せます
悪霊をいたずらに怖がる必要はありません。悪霊を呼び寄せているのは、実は他ならぬ自分自身の心だからです。自分の心を変えることができれば、悪霊を家から追い出すことができるのです。
悪霊は常に「自分は悪くない」という考え方を持っています。そのため「対立した原因は、相手だけにあるのでなく、自分自身にもあるのではないか」と考えてみましょう。そして、「自分の心は100%コントロールできる」と信じ、相手を裁くことをやめましょう。
常に明るい心で、愚痴を出さないよう気を付けましょう。愛のある言葉を発して、家族に良いことがあれば心から喜びましょう。そうすることで、悪霊は家庭から消え去り、「あれほどケンカしたのは何だったんだろう……」と不思議に思うほど、笑顔が絶えない母娘関係に変わっていけるはずです。
(「Are You Happy?」2016年6月号)
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