睡眠は霊的エネルギーの充電時間

睡眠のスピリチュアルな意味や、ストレスを和らげ、安眠するための反省・瞑想法を幸福の科学 総本山・日光精舎の伊田信光館長に聞きました。(「Are You Happy?」2020年4月号掲載当時)

幸福の科学では、「睡眠」とは、霊的なエネルギーを充電するための時間だと説かれています。人間は魂の修行のためにこの世に生まれてくる霊的な存在です。睡眠中は、魂が肉体を抜け出し、霊界に還っているのです。睡眠中の夢のなかには非常にリアルなものもありますが、これは霊界での体験であることが多いと言われています。

睡眠不足になると肉体が疲労するだけでなく、霊的エネルギーも枯渇します。すると、悪霊の影響を受けやすくなり、運気も下がってしまいます。

それでは、よく眠るためにはどうすればいいのでしょうか。日光精舎には、※「熟睡祈願」という経文が下賜されています。これは、悩みや苦しみを一旦手放し、仏にゆだねることの大切さが説かれた祈願です。「仏は自分を見守ってくださっている」と素直に信じることで、赤ちゃんのように安らいだ心を取り戻すことができます。

一方で、不眠の原因は人間関係や経済的な悩みなど、複数が錯綜していることがほとんど。一つずつ悩みを見つめ、過ぎた欲やこだわりがないか点検し、具体的に解決の努力をしましょう。なかなか眠れないときにも、「自分の魂を磨く時間が与えられた」と考えることで、心境が上向いてくるはずです。

睡眠とは霊的な自分を忘れないよう、仏が人間に与えてくださったものだと思います。下欄でご紹介する反省法なども参考に、寝ている間の時間も充実させていきましょう。

※現在は総本山・日光精舎および全国(一部精舎を除く)で開催されている幸福の科学の祈願。

寝る前の心を天国モードに切り替えよう

Step1 今日一日を振り返る
心境を整えるには、毎日、その日の出来事を反省することが大切です。いちばん簡単な基準は、仏教で説かれている「諸悪莫作(悪いことをしなかったか)」と「衆善奉行(良いことをしたか)」。寝る直前に考えすぎると逆効果になるので、ステップ1と2は夕食後などに行うと良いでしょう。
Action
□深呼吸して心を鎮めましょう。
□「悪いことをしなかったか」「良いことをしたか」を基準に一日の出来事を思い出しましょう。
□心に引っかかったことがあれば、ノートに書き出してみましょう。

Step2 心のなかで謝罪と感謝
神仏の心に照らして「悪いこと」をしてしまった場合は、心のなかで謝罪をしましょう。問題解決とまではいかなくても、心の整理をすることで解決に向けてのインスピレーションを受けやすくなります。「良いこと」ができたときは自分を褒めてあげるとともに、神仏や周りの人に感謝しましょう。
Action
□「悪いこと」は心のなかで謝罪し、「良いこと」ができたときは、自分を褒めてあげましょう。
□今日一日、命があったことや、自分の魂を鍛えてくれるさまざまな出来事に感謝しましょう。

Step3 「光の珠」瞑想
寝る直前には、寝ている間に魂が天上界に還れるように、穏やかで明るい心境に持っていくことが大事です。「自分の霊体は、本来、神仏からいただいた尊い命であって、完全無欠な金の塊、金の珠なのだ」というイメージを心に描く瞑想がおすすめです。
Action
□深呼吸して心を鎮めましょう。
□肉体に重なる自分の霊体をイメージしましょう。
□霊体が「金色の珠」であることをイメージしましょう。
※お酒を飲んだあとや、怒りが収まらないときなどは瞑想は控えましょう。また、体が震えたり、ビリビリしたものを感じたときは瞑想を中止してください。

Information 神仏のパワーが免疫力を上げる

睡眠が不足すると、免疫力が落ちてしまいがち。大川隆法・幸福の科学総裁は、新型コロナウィルスの感染が拡大するなか、「免疫力を高める法」と題して法話を行いました。大川総裁は、恐怖心がウィルスを呼び込む危険性や、肉体と精神の両面からコンディションを整える大切さなどについて述べました。また、ウィルスと戦うための瞑想法も紹介。神仏への信仰心が免疫力を高めると法話を締めくくりました。(2020年2月15日「免疫力を高める法」) 

(「Are You Happy?」2020年4月号)

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