小児科医 上田先生インタビュー「ママが笑顔なら子どもは元気に育ちます」

ママが笑顔なら子供は元気に育ちます

子どもはママやパパの表情をしっかりと見ているもの。ママが笑顔でいることの影響や、笑顔でいっぱいの家庭をつくるための心掛けについて、『機嫌のいい子に育つママの口ぐせ』著者・小児科医の上田隆先生に聞いてみました。

 

Q.1 ママが笑顔だとどんないいことが?

まず、人は笑顔に癒されますし、不安や怒りといった暗い気持ちを打ち消してくれます。

笑顔で否定的なことはなかなか言えないので、マイナスの言葉が出る回数が極端に減りますね。
そのせいか、笑顔の人は病気が治りやすく、予防する力も大きいと感じています。
また、笑顔は人から人に伝染するんですね。
ママの笑顔は子どもに伝わりますから、ぜひ、たくさん笑顔を見せてほしいと思います。
いつもの夕食だって、笑顔で食べるととてもおいしい。
「笑顔には幸福が寄り添う」とも言われるように、親子関係をよくしてくれるものだと思います。

 

Q.2 笑顔いっぱいの家庭をつくるためには?

ささいなことでも、うれしいことは家族で喜び、つらいことは分かち合って悲しみを少なくしていきましょう。
すると、5人家族なら「喜びは5倍に、悲しみは1/5」になりますよね。
例えば弟が学校で褒められたら、「弟がうまくできたのは、お兄ちゃんがときどき教えてくれるからだね。ありがとう」と、みんなでお祝いして喜ぶ。
これを心掛ければ、笑顔が増えるのではないでしょうか。

それと、子どもが何かちょっと手伝ってくれたら、笑顔で「ありがとう」と言ってあげることです。
すると子どもは本当にうれしくなって、ニコニコ明るい子になります。
笑顔で「ありがとう」。
これを癖にしてしまいましょう。

 

Q.3 ママに笑顔が少ないと……?

実は、病気がちなお子さんのママには、笑顔の少ない方が多いんですね。
子どもの調子が悪いからママが暗くなるのか、ママが暗いから子どもの具合が悪くなるのか。
これは難しいところですが、強い相互作用があると感じています。
「ご飯を食べてくれない」と悩むママの子どもは食べないし、「赤ちゃんの便が出ない」と悩むママの赤ちゃんは便が出ない。

子育てに対するママの不安が、時間をかけて現実になっていると感じることは多いです。
どこかでママがぱっと開き直って明るくなると、不思議と子どもも良くなるんですね。
悲観的なママと一緒にいると子どもも元気がなくなりますし、逆に、楽観的なママと一緒にいると、子どもが元気になります。
これは「法則」だと思います。

 
(「ARE YOU HAPPY?」2017年2月号)

 

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上田隆 

小児科医

1953年生まれ。阿南共栄病院副院長・小児科医。徳島大学医学部卒業。日々の診療のかたわら、全国での講演、テレビ出演、医療専門雑誌への連載執筆など精力的に活動。著書に『機嫌のいい子に育つママの口ぐせ』、『生まれる前からハッピー育児!』(ともに幸福の科学出版)がある。