web-201807-佐藤さん

<ヘアライター 佐藤友美さん>髪型次第で、仕事や人間関係、人生までも大きく変わっていきます。

8万部突破のヒット書籍『女の運命は髪で変わる』を執筆した日本初のヘアライター佐藤友美さんに、髪が持つ力や美容師さんへの正しいオーダー方法などについて伺いました。

ヘアライターとして魅せられた〝髪の持つ力〟

 24歳でファッション誌のライターになり、美容に携わるプロの誰もが「女性がきれいになりたいときにまず手をつけるべきは髪」と考えていることを知りました。そこから髪の力に魅せられ、ヘアページを専門とする「ヘアライター」として、18年以上、髪に関する撮影や執筆、美容師向けの講演などを続けてきました。

 学生時代からずっと髪を刈り上げたベリーショートで、言いたいことはハッキリ言うタイプだったこともあり、初対面の人には怖がられることも多かったんですが(笑)、『女の運命は髪で変わる』の執筆に取りかかるころに「髪に関する本を出す以上は、自分の外見にも責任を持たないと」と思い髪を伸ばし始めたら、「優しくなりましたね」と言われるようになったんです。「髪でこんなに人生が変わるんだ」というたくさんの事例を見てきましたが、それからは実体験として髪の持つ影響力についても語れるようになりました。

 ヘアライターとしていろいろな人に会ってきましたが、「髪型が変わればもっと成功するだろうな」という〝もったいない人〟もたくさん見てきました。本を執筆した理由も、「人の第一印象はヘアスタイルで決まってしまうことが多いので、髪の持つ影響力をもっと活かしたほうがいいですよ」ということを皆さんに伝えたかったからなんです。この本のターゲットは、美容雑誌をよく読むタイプの女性ではありません。むしろビジネス書が好きな方やお料理雑誌は読むけれどファッション誌は読まないという方にこそ読んでほしいと思ったので、表紙も〝キラキラ女子向け〟と思われないデザインになっています(笑)。ある調査によると、20歳から60歳までの日本人女性で、2016年の一年間に美容院に一度も行かなかった人は1割、一度しか行かなかった人は2割もいるのだそうです。日本人の一人ひとりがもう少し髪に意識を向けるだけで、コミュニケーションが取りやすくなり、世の中はもっとスムーズに動くのではないでしょうか。

髪型で人生が変わる

 本を読んだり講演に参加してくださった方からは、「本を読んで10㎏のダイエットに成功しました」「講習に参加して結婚が決まりました」など、多くの反響がありました。髪は体の一部ですから、ハサミで切ったり色を変えたりする行為は、自分の性格や自分像に影響を与えます。「自分を変えたい」と思うときは、まず髪型から入ると、自然と服やメイク、そして気持ちまで変わることが多いんです。

 髪型というものは、本当はもっと戦略的に使えるものだと思います。分かりやすく言えば、就活のときにみんな黒髪にするのは「黒髪の人は誠実」という〝キャラ設定〟がされているからです。仕事はできるのになぜか重要なポジションを任されず、話し方講座やプレゼン教室などに通っていた女性がいました。ところがその人が「幼げでかわいらしい印象を与える髪型」から「バリバリ仕事ができるキャリアウーマン風の髪型」に変えたところ、すぐに仕事で重要な役職が回ってきたそうです。第一印象で「おとなしそう」と思われるか、「活発そう」と思われるかでは、仕事や人間関係、人生までも大きく変わっていきます。逆に言えば、髪型次第で自分の人生を変えていくこともできるということです。

 
 

『女の運命は髪で変わる』

4万人分のヘアスタイル撮影のディレクションを行ってきた佐藤さんが「髪」の大切さを語るエッセイ。自分と運命を変える髪型の決め方がこれで分かる。
佐藤友美 著/サンマーク出版
¥1,404

アユハ2018年7月号表紙 (590x800)
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記事DATA

佐藤友美 

1976年、北海道生まれ。お茶の水女子大学卒業後、テレビ制作会社勤務を経て、2001年よりファッション誌のヘアページを手掛けるライター・エディターとして活動。2014年からはビジネス、ファッション、美容、法律など、幅広いジャンルの書籍を手掛けるライターとしても活動している。ファッション誌やヘアカタログで撮影したスタイル数は約4万人分以上。近著に『道を継ぐ』(アタシ社)など。