
高血圧によって引き起こされる病気
脳梗塞
脳卒中
心筋梗塞
腎臓疾患
1年のうち血圧が一番高くなるのが冬です。寒い季節は血管が収縮するので、心臓に負担がかかりやすくなります。
血圧を測ったときに、上が140、下が90以上だと高血圧と診断されます。家で測る場合は数値が変わり、上が135、下が85以上で高血圧となります。高血圧は病気ではなく〝症状〟です。高血圧がなぜよくないのかというと、動脈硬化につながるからです。
動脈硬化の一番の原因が高血圧だと言われています。
緊張しているときなど、一時的に高くなるのは問題ありませんが、ゆったりしているときに高いのは問題です。一番危険なのは、寝ているときに高いこと。夜は普通だったのに、朝測ったら高くなっていたら要注意。寝ている間に脳梗塞などを起こす可能性があるので気をつけてください。
高血圧は生活習慣と密着しているので、生活習慣を正すのが一番です。睡眠、食事、運動の3つをメインに正していきましょう。一時的に血圧が上がったときは、合谷(ごうこく)のツボ押しが効果的です。
漢方では、赤ら顔でイライラしやすい人には、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を処方します。ストレスが強く、イライラドキドキしやすい人には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつほれいとう)がおすすめです。頭痛がある人には、釣藤散(ちょうとうさん)を。夜寝る前に飲むと、寝つきがよくなります。七物降下湯(しちもつこうかとう)は、体力がなく貧血気味で、肌がカサカサしている人の症状を改善してくれます。
睡眠・運動・食事を整えよう!高血圧にならないための3つの生活習慣
1 睡眠 1日6~8時間、十分な睡眠を取る

十分に睡眠を取らないと、1日のストレスや疲れが取り切れず、翌日に持ち越し、どんどん疲労がたまっていきます。現代の人は忙しいですが、しっかり睡眠時間の確保を。
2 運動 1日7000~8000歩を目標に歩く

高血圧の人は、激しい運動はNGです。血管がもろくなっているところに急に圧をかけると危険です。おすすめはウォーキング。ゆっくりでいいので、1日7000~8000歩を目標に。
3 食事 塩分を控え、栄養バランスのよい食事を心がける
豚肉とれんこんのポン酢炒め
【材料】(2人分)
豚肉…200g
れんこん…150g
玉ねぎ…半分
【作り方】
フライパンにごま油を熱し、中火で豚肉、れんこん、玉ねぎを炒めます。火が通ったら、ポン酢しょうゆで味つけを。お好みでこしょうを加えても。
高血圧の人には、血圧を下げて血液をサラサラにする作用のある玉ねぎ、心臓の働きを助けるれんこんがおすすめです。塩分は血圧を上げる原因になるので、取りすぎはNG。塩の代わりにレモンやお酢、香辛料を上手に取り入れた食事を。
おすすめ漢方薬
血圧が高く、赤ら顔の人に 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
ストレスで血圧が上がっている人に 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつほれいとう)
頭痛や動悸がある人に 釣藤散(ちょうとうさん)
貧血気味で肌が乾燥している人に 七物降下湯(しちもつこうかとう)
(「Are You Happy?」2023年2月号)

小林城治
精神科・心療内科医
医療法人社団ヘルメス会「J戸越銀座クリニック」理事長。
高い実績を認められた復職支援(リワーク)の専門機関、薬だけに頼らない療法で社会復帰をサポート。現代書林『赤ひげ名医シリーズ』に掲載他、日本テレビ『ニュースゼロ』TV東京『ワールドビジネスサテライト』等、テレビ出演も多数。
書籍『2014最新版 現代の赤ひげ 医療最前線の名医12人』に選ばれている。












