〔今回のお悩み〕

小学生のときからK-POP が好きで、自分なりに韓国語を勉強しています。ハングルは読めるようになり、簡単な会話は少しできるようになりました。将来は、韓国の大学に入って本格的に韓国語を学び、音楽関係の仕事に就きたいという夢があります。ただ、父親が大の韓国嫌いで、韓国の話を持ち出すとあからさまに嫌な顔をされたり、韓国の悪口を言い始めたりするので、どうしても言い出せません。どうすれば説得できるでしょうか。（16歳／神奈川県）

韓国語上達の近道は友達を作り、話す練習をすること

前回に続き、高校卒業後に親を説得して韓国の学校に行った生徒からの話を続けます。

「留学の目的によって『語学留学』か『正規留学』かで、ビザも変わってきます。大学は当然ですが、韓国人がほとんどなので、授業で韓国語を学ぶことは基本ありません。
韓国語を学ぶことが留学の目的でしたら、外国人が韓国人の先生に韓国語で韓国語を教えてもらう、大学附属の語学学校に入ることが多いです。私が行った大学附属の語学学校には、韓国での進学を目指している10代後半〜20代前半の方や、仕事を辞めて語学留学に来た30〜40代の方など、年代はさまざまでした。

私が実際に留学して思ったことは、留学したからといって韓国語が話せるようになるわけではないということです。逆に言えば、留学しなくても韓国語は話せるようになります。今は日本にいても、簡単に韓国人の友達を作ることができるので、友達を作り、話す練習をすることが、一番語学が上達する方法であると思います」

目に見える結果を作り、父親に本気度を見せる

「また、父親を説得するには、こちらの本気度をどれだけ見せるかが重要です。募集要項などで外国人枠の条件を調べ、基準の語学能力を満たすために韓国語の勉強を進めて試験を受けるなど、目に見える結果を作るといいと思います。韓国の大学では休学は普通で、現役で入学し、現役で卒業する学生はほとんどいません。その点からも、焦る必要はないかもしれません。日本の大学から編入した方もいました。もし父親の賛成が得られなかった場合、自分で行ける年齢になってからお金を貯めて語学留学をするという方法もあります。

今思うことは、思いを持ち続けていたら、必ずその思いに合った展開が現れるということです。私も〝韓国の大学に行って韓国で働く〞という、当初思い描いていた計画とは違う道に進むことになりましたが、そのときの計画よりもっといい道が現れました。絶対に成し遂げたいという夢や志があり、そのためにできる努力をし続けていけば、必ず道は開けると強く確信しています」

志を持って努力すれば夢は必ず叶う

以上が、高校卒業後、実際に韓国に行った経験のある方の話です。
もし父親を説得できなかったとしても、日本の大学に入ってから韓国に行く道を探るなど、方法はほかにもあるようです。志を持って勉強をしたなら、いつか夢は叶うと私も信じます。大事なことは、好きで始めた韓国語の勉強をやめずに続けることです。目標に向かって頑張りましょう。もう大丈夫!!

(「Are You Happy？」2024年12月号）

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