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いざという時、日本の食料は足りるの?戦時下のイスラエルの食料安全保障

コメ騒動の裏で迫る国防の危機

コメ騒動が続いています。2025年6月1日に発表されたコメの小売価格は、5キロあたり平均4223円と2週連続でわずかに下がったものの、前年比約2倍の水準であることには変わりません。小泉進次郎農相は、コメの価格を下げるため、小売価格が5キロ2000円ほどになるように随意契約で政府備蓄米をどんどん放出しました。スーパーでは「備蓄米入荷!」とまるでお祭り騒ぎです。7月下旬に行われる参院選対策の意図も垣間見えます。

そもそも備蓄米とは有事に備える緊急用のコメです。万が一、有事が起きた時はどうするつもりなのでしょうか。

実際、台湾有事はいつ起きてもおかしくない状況です。アメリカのヘグセス国防長官は、台湾有事を念頭に、アジアの同盟国に対し、国防費をGDP比5%まで引き上げるよう要請しました。

いざという時は「三食イモ」生活の日本

台湾有事でシーレーンが封鎖されれば、食料やエネルギーの輸入が途絶えます。
農林水産省は、そうした非常事態を想定した「不測時の食料安全保障マニュアル」を以前から作成しています。

本誌では続きが読めます。

砂漠地帯でも食料自給率90%のイスラエル

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