ママの幸せな働き方

「育休を取って職場復帰したい」「フリーランスになりたい」「資格を取って転職したい」。
子育てしながら働くママが年々増え、女性の働き方の「選択肢」も増え続けています。
一方で、出産後に再就職できるかどうかや、子育てとの両立の不安など、悩みを抱える人も少なくありません。ママたちが幸せに働くヒントを集めました。

念願だった不登校支援専門塾を起業しました。

不登校への関心

高校教師だった矢野さんは現在、不登校の子供とその家族のサポートを中心とした学びの場「イデアコミュニティスクール」を経営している。不登校に焦点を当てて起業した理由とは。
「もともと中学校の教員を目指していたのですが、大学のインターンシップで、不登校の経験がある生徒が通う高校に行き、衝撃を受けたんです。先生と生徒がお互いに一人の人として向き合い、関わりながら教育をしていて、一目惚れしました。そこから不登校に関心を持つようになり、高校の教員免許をとって、その高校に勤めることにしました。
そこで不登校というものと向き合っていくうちに、不登校の子供たちが持つ才能や能力を伸ばす教育を探究したり、そうした教育を一般の学校にも広めたいという気持ちが日に日に強くなっていったんです。それで独立を考えるようになりました」

子育てしながら夢を追う

矢野さんは、長男の出産を機に退職し、会社を設立。学校を休んでいる子供と、その家族向けのイベント開催や、セミナーの講師として仕事をスタートした。
「会社は自宅を拠点として小さく始めたので、独立することへの不安はありませんでした。主人が家計を支えてくれていたので、私はノルマで悩むこともなく、自由な活動ができていました。そのおかげで、赤字にならないようにゆっくり事業を進めていくことができたんです。主人には感謝しています」
2018年からは、空家を借りて不登校支援専門塾を本格的にスタート。現在は、不登校支援だけでなく、不登校の子供のママのサポートや、学童の代わりにもなる学習塾も運営している。
「妹や母にもスタッフとして入ってもらってから、生徒数が増えていきました。地域に根差しながら、これからも理想の教育を探究していきます」

仕事と家庭の両立Q&A

Q子供が熱を出したときはどうしている?

両親とママ友に助けてもらう
実家が近いので、両親が面倒をみてくれることが多いです。いざとなったら、保育園でできたママ友に助けてもらうこともあります。

Q 家事の時短術はある?

満足感UPを大切に
忙しくておかずが1品減ってしまうときも、家族が好きなものを作るなど、いかに満足感を上げるかを考えるようにしています。

Q 子育てで大事にしていることは?

特別感を演出する
子供が多いので、そのうちの誰か一人とだけ一緒になる時間は貴重。ちょっと寄り道してジュースで乾杯するなど、特別感を演出しています。

家庭円満の秘訣

感謝が出発点

結婚当初、育児も家事も「やってあげてる感」があって、次第に主人との会話もなくなり、家庭がギスギスしてしまいました。ある日、幸福の科学の精舎で研修を受けたとき、講師から、「ご主人に感謝してみたら?」と言われ、ハッとしました。当時、思うように仕事ができないことに焦り、「主人は自由に働けてずるい」と思っていたんです。一生懸命やっているつもりで空回りして、いろいろなものを与えられていることに気づいていませんでした。それから、家事にも家族への感謝を込めるようにしていったところ、不思議と家事も育児も仕事もスムーズに回っていくようになりました。

矢野さんの一日

6:00 起床、家事、小学生送り出し
8:00 保育園に送る、夫と朝食&見送り
9:30  塾の仕事
18:00 保育園お迎え、買い物
19:00 夕食、お風呂、家事、子供と過ごす
21:00 就寝※3~4回の授乳と寝起き対応

(「Are You Happy?」2021年3月号記事)

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