「ブーム」から新しい「カルチャー」へ
今や世界的に広がりつつある日本の文化。ブームの枠を越え、海外で独自のカルチャーとして進化を遂げているものも数多くあります。世界各国で受け入れられている日本の文化を紹介します。
Sushi寿司
ヘルシーな日本食の代表として海外で注目を集める寿司。生ものが苦手な人が多い海外では、野菜や練り物を使った巻物が人気で、数々のオリジナルロールが生み出され、独自の「Sushi カルチャー」を築いています。
近年では、海外に店を構える日本の握り寿司店が次々とミシュランを獲得しており、現地の魚を使った本格的な寿司も世界に浸透しつつあります。
Sake日本酒
世界的な和食ブームの中で、日本酒の人気も高まっています。関税や輸出コストの影響で海外では価格が高いので高級品というイメージも強く、海外セレブの間では日本酒を嗜(たしな)むことがステータスに。日本から輸入するだけではなく、アメリカやブラジルなどでは“地酒”の生産も行われ始めています。
Incense線香
仏壇に供えるイメージが強い線香ですが、海外では日本風のフレグランスとして広がっています。特にフランスでは、ヨガや瞑想のときに使われ、白檀(びゃくだん)など香木系の香りが人気。日本最大のお香メーカー・日本香堂は特に海外進出に積極的で、イヴ・サンローランやランコムなどの海外ブランドとコラボして商品開発をするなど、さまざまな展開を行っています。
Ninja忍者
海外で侍と同じく根強い人気の忍者。7月には、三重県伊賀市が忍者を募集しているという誤報が拡散され、世界中から100件を超す問い合わせが殺到しました。忍術は今や護身術として人気で、世界各国で忍者教室が開校されるほど。近年では、「イスラム教の戒律を守った露出の少ない衣装で習える」ことから、イランの女性にも習う人が増えているそうです。
Shibainu柴犬
狼のように見える容姿と愛らしい表情から人気上昇中の柴犬。インターネットでは、誤字が広まり「Shibe Doge」という愛称で呼ばれています。一方、ブームに乗って柴犬を飼い始めたものの、頑固で警戒心の強い性格から飼い慣らせず捨ててしまうケースも増えており、正しい柴犬のイメージを啓蒙する運動が行われています。
(Are You Happy? 2018年11月号)
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