親子で知っておきたい SNS犯罪の手口と対策

LINE、オンラインゲーム、YouTube、ネットショッピング……。
今や、子供でもインターネットに触れない日はないかもしれません。
同時に社会問題になりつつあるのが、オンラインで不特定多数の人と交流できる「SNS」を使った犯罪です。もし、自分の知らないところで、子供がSNS犯罪に巻き込まれたら――。身近に迫るSNS犯罪の脅威と、親子で実践したい防衛策を紹介します。

SNS 犯罪の被害に遭う子供の数は2019年をピークに減少傾向にあるものの、誘拐や強制わいせつといった重要犯罪の被害者は、2022年に過去最多の158人となった。加害者が子供に近づくために使ったのは、ツイッター(現・X)が最も多く、36%、続いてインスタグラムが24%。また、被害を受けた子供の88%はフィルタリングを利用していなかった。

読者に聞いた危機一髪!子供のネット&SNSトラブル

犯罪にもつながりかねない子供のネットトラブルを目の当たりにした、ママや学校関係者の体験談を紹介します。

「下着姿の写真を送って」とLINEで毎日要求されて……

中学3年生の担任をしていたとき、「〇〇くんが毎日、『下着姿の写真を送って』とLINEしてくる」と女子生徒に泣きながら打ち明けられたことがあります。加害者の男の子は大人しいタイプで、2人がクラスで話している姿さえ見たことがなかったので、さらに驚きました。お互いLINEだけでつながっていたといいます。まだ写真を送っていなかったので、事件にまではなりませんでしたが、男の子の母親は「まさかこんなことをするなんて」と、隠れてやっていた我が子の行為に、かなりショックを受けていました。(中学教師)

つづく

本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
◇ SNSで操られる!?「闇バイト」の恐怖
◇ 身近に潜むSNSの危険から子供を守るには
◇ スマホのルール8則

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