育児の常識今昔(いまむかし)

子育ての常識は、生活スタイルや流行、科学的常識の変化などによって、今この時も、刻々と変わっています。なかには、祖父母世代の育児法と180度変わっている情報も。そこで今回は、育児の常識の今と、世代間ギャップによるトラブルを回避するための知恵を集めました。

育児に関して、祖父母世代と世代間ギャップを感じたことがありますか?

YES 84.9%(よくある+たまにある)
NO 15.1%

昨年6月に行われた、現役親世代(0歳から2歳の子供を持つ男女518名)を対象にした調査では、なんと8割以上の人が、子育てに世代間ギャップを感じたことがあると回答。ギャップを感じた内容としては、「教育」「食事」「スキンシップ」「スキンケア」が上位にランクインしています。

両世代の読者に聞きました実録! 子育て世代間ギャップ事件簿

世代間ギャップがきっかけで巻き起こった、育児にまつわる“事件”の数々と、パパママ世代が、祖父母世代のアドバイスに予想外に助けられたエピソードを紹介します。

アクシデント編

世代間ギャップのせいで、お互いの何気ない言動が地雷になることも。子供や孫への愛は同じなのにうまくいかなかった、トホホなエピソードの数々を紹介します。

「ひいおじいちゃんお魚口移し」事件(温泉さん/2男1女のママ)

長男を出産後すぐ、両親と80代の祖父母が暮らす二世帯住宅に里帰り。祖父母もひ孫の誕生を喜び、とてもかわいがってくれました。ところがある日、祖父が「魚に骨が残っているといけない」と、自分が咀嚼した魚の身を出して、そのまま長男の口にイン。内心「ひええっ! 虫歯菌がうつる!」と激しく動揺したものの、何も言えず、ただ悶々とするばかりでした。

「孫の野菜嫌いが手遅れレベル」事件(阪本由子さん/1女のばあば)

息子夫婦と近居しているのですが、お嫁さんはあまり料理をしません。朝ごはんは基本的に抜きで、夜も外食にすることが多いよう。なるべく口を出さないよう見守ってきましたが、孫の栄養面は心配です。実際、小学3年生になった孫娘はかなりの野菜嫌いで、ほとんどの種類を食べず、すでに手遅れ状態。私たちの時代は、「少しでもおいしく野菜を食べさせよう」といろいろ工夫したものですが、お嫁さんにはそういう姿勢はないようです……。

つづく

本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
◇ 実録! 子育て世代間ギャップ事件簿
◇ 昔とこんなに違う!?今どき育児常識クイズ
◇ 祖父母世代とパパママ世代の歩み寄り方

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