ピンピンコロリが理想ですが、みんながみんなそういうわけにはいかず、高齢化が進む今、家族の介護をする人は年々増えています。
しかし、介護についてあらかじめ教えてくれるところはありません。
そんな介護の時期を乗り切るために、そして、介護で後悔しないために、専門家や介護経験者に話を聞きました。
知っておきたい 介護入門Q&A
学校では教えてくれない介護についての入門知識を、介護の専門家お二人に聞きました。
【介護前】
Q.親が高齢になってきました。何か備えておいたほうがいいことは?
A.社会福祉士 自治体に介護の冊子をもらいましょう。
まずは市区町村の役所で、介護保険や高齢者向けサービスの冊子をもらいましょう。この冊子は無料で、どんなサービスがあるのかなどが分かりやすく書いてあります。実際の相談窓口は「地域包括支援センター」というところ。これは住所によって決まっているので、親御さんが遠方に住んでいる場合は、その地域の冊子を取り寄せましょう。元気な方向けの介護予防サービスが利用できる場合もあります。また、ご近所づきあいや、地域のコミュニティに属していることも介護予防になります。幸福の科学の信者の方であれば、支部活動もとてもいいと思います。
A.介護福祉士 定期的に連絡をとりましょう。
定期的に会話をすることが大事です。ケガや病気の場合はそのときに対応するしかありませんが、認知症の場合、普段から話しておかないと、物忘れが激しくなったとか、ちょっとトンチンカンなことを言い始めたといった状況に、初期の段階で気づくことができません。遠方に住んでいるなら電話でもいいでしょう。なかなか帰れない場合には、保健師さんに訪問してもらうなど、地域のサービスも利用できます。
地域包括支援センターとは?
介護予防や地域の高齢者の生活をサポートするための「総合相談窓口」。主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師などの専門知識を持った職員が、介護サービスなどの相談に無料で応じてくれる。介護保険の申請窓口もここ。親が遠方に住んでいる場合は、その地域のセンターに相談する必要がある。
本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
◇ 知っておきたい 介護入門Q&A 「介護初期以降」「介護中期以降」
◇ 私の介護奮闘記【体験談】
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