人間としての誇りを与えてくれた父の教え
「日本は素晴らしい国だ。日本人は昔からまじめで賢く、勤勉に働いてきたので、優れた技術を持った経済大国になり、世界からも信用されるようになった。お前も、日本人としての誇りを持って生きなさい。そして、日本の中心、世界の中心で活躍するような人間になりなさい」
小さいころからくり返し聞かされた父の言葉です。「勉強しなさい」と口やかましく言われた記憶はありませんが、「私も昔の人たちと同じように、勉強して立派な人にならなければ」と自分から考えるようになりました。
また父は、率先して神棚を清め、月初めには必ず家族を従えて、私たちを守ってくださっている日本の尊い神々への感謝の心を、実践で教えてくれました。
私は中学の卒業文集で「誇りを胸に、高い志を持って生きてゆく」と宣言しましたが、やはり父の教えの影響だと思います。大きくなって学校や社会でいろいろなことがあっても、心の深いところでは、自分への自信と社会への責任感のようなものが消えることはありませんでした。それも父のお陰だと、今は感謝しています。
民族の起源と歴史を正しく教えてあげましょう
ユダヤ人は、全人口に比してノーベル賞受賞者や世界的企業家が極めて多いことで有名ですが、その理由は、幼少期からユダヤ教の聖典『旧約聖書』を学び、神に選ばれた偉大な民族としての起源と歴史を学び、子供たちが民族の誇りを胸に成長していくことが大きな要因と考えられています。
自分の国や自分の民族を愛し、その起源や歴史に対して自信と誇りを持っている国からは、天才や偉人、優秀な人材が次々と生まれ、それによって国も繁栄します。なぜなら、国民が自信と世界に対する責任感の両方を持っているからです。
反対に、神々や民族の系譜を忘れ去り、自分の国はダメな国だ、罪を背負った国だ、自分たちはダメな人間なんだというような自虐的な教育を子供に授けた場合は、謙虚さではなく、心の深い部分に劣等感や敗北感を持った子供たちを生み出しやすく、将来は国力の衰えにもつながります。
教育は国家百年の計です。子供たち自身の人生を明るく豊かなものにすると同時に、子供たちが生きる未来社会を明るく豊かなものにするためには、国を愛する正しい教育や歴史教育が不可欠だと言えます。
世界の未来に責任を感じるような子供たちを育てよう
細やかでやさしい愛を教えるのは、どちらかといえばお母さんの役割。一方、人間としての誇りや国を愛する心、社会的正義、勇気やロマンを教えるのは、お父さんのほうに適性があります。お父さんには、ぜひ大きな父性愛で、子供を大きく立派に育てる教育をしていただきたいのです。
そのためにもまず、日本人の起源や神々について正しく勉強してほしいと思います。それを、子供にも語って聞かせてほしいのです。
そして、「日本は本当に素晴らしい国だ。これからの世界の平和と発展に大きく貢献していく国だ。お前も日本人の誇りを胸に、しっかりと努力精進して、未来への責任を果たせる人間になっていきなさい」と励ましてほしいのです。
そうすれば、日本の子供たちは、自信と誇りを胸に、互いに力を合わせ、また切磋琢磨しながら立派に成長していくことでしょう。
お父さんにも、子供の未来と日本の未来に責任があります。さあ、お父さんの出番ですよ!
(Are You Happy? 2015年8月号)
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