超ミクロの世界で物質がどんな動きをするのかを研究する「量子力学」。そこでは、日常の感覚からすると摩訶不思議なことが起きています。
その不思議は、今はまだ科学的に解明されていない、物質化現象やテレポーテーション、マルチバースなどの未知なる領域へとつながっているかもしれません――。
量子力学って?
量子力学は、物質を小さく小さく砕いていって、最小に近い大きさにしたときに、物質がどんな性質を持ち、どんな動き方をするのかを解き明かした学問です。
物質を小さく砕いていくと、すべて原子でできています。
この原子は原子核とその周りを回る電子で構成されていて、原子核は陽子と中性子でできており、陽子や中性子は、数種類のクオークでできていることが分かっています。
こうした超ミクロの世界を知ることができるのが、量子力学なのです。
量子力学誕生ストーリー 神様が創られた世界の探究は終わらない!
19世紀末、当時の物理学では説明できない現象が次々と発見され、神様の創られた世界の探究を目指す物理学者たちは壁にぶち当たります。そうしたなかで生まれた量子力学の歴史を見てみましょう。
1873年マックスウェルが電磁気学を発表
物理学は完成したかもしれないと思っていたけれど… …
物質の運動法則を表すニュートン力学に始まり、熱力学や光学、電磁気学が完成し、物理学は当時完成したかに思われていました。
つづく
本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
◇量子力学誕生ストーリー 神様が創られた世界の探究は終わらない!
◇未来の科学 と 量子力学
◇「思い」は物質化する?
◇テレポーテーションはできる?
◇マルチバースはある?
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