「幽霊」と一口に言っても、想像される姿は実にさまざま。
映画のなかで描かれるユニークな幽霊を紹介します。
キュートなお化け キャスパー 「キャスパー」(1995年/アメリカ)
幽霊屋敷に棲みつく12歳の男の子の霊・キャスパー。
幼くして病死した後、一人残された父親が心配で、この世に留まることにした。
マシュマロのように白く、丸みを帯びたその見た目は、人懐っこく、愛らしいキャスパーの性格を表している。
霊なのに、ゾンビ!?キャプテン・ブレイク「ザ・フォッグ」(1980年/アメリカ)
誕生100周年を祝う港町に、霧とともに現れた幽霊船の船長・ブレイク。
100年前、金目当てに殺された彼は仲間と共に、盗まれた金で建設された町に怪奇現象を起こし、犯人の子孫を殺害していく。
水中で腐敗したようなゾンビ姿で、体には蛆(うじ)まで湧いている。
まるでモンスター スライマー 「ゴーストバスターズ」
(1984年/アメリカ)
天才科学者3人のゴーストバスターズが駆除した幽霊・スライマー。
彼らによるとスライマーは「有形霊体の一種で、分類第5級、浮遊性気体ファントム」。
食いしん坊で、行儀が悪く、怒ると反吐をかけてくる。
幽霊というより、全身緑色のぶよぶよしたモンスター。
煙のように漂う人魂 エリザベス「ホーンテッドマンション」(2003年/アメリカ)
999人の幽霊が棲む幽霊屋敷でさまよう人魂の一つ。
その正体は、昔、屋敷で毒殺され、恋人と死に別れた悲運な女性・エリザベスの魂。
人魂のサイズは、直径20センチ大で、青白く発光する。
ふわふわと漂う動きは、日本で描かれる人魂とほとんど変わらない。
シーツを被った幽霊 C「ア・ゴースト・ストーリー」(2017年/アメリカ)
交通事故で突然亡くなり、幽霊になった男性C。
一人残された新妻を見守り続けるが、やがて妻が引っ越すと、自宅に取り憑いて過ごすようになる。
遺体にかけられていた病院のシーツを被ったままの姿で、ハロウィンの仮装をしているかのようなシュールな見た目。
(つづく)
本誌では上記の続きと、下記の記事をお読みいただけます
▸映画&ドラマをリサーチ② 幽霊はどんな行動をとる?
▸漫画で分かる幽霊の真実 幽霊になるとどうなる?
▸仏法真理で紐解く 幽霊の本当の姿とは?
▸仏法真理で知る「幽霊の法則」
▸なぜ人は幽霊になる?など
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