シミの種類いろいろ
シミの原因は長年にわたって浴び続けた紫外線によって表皮の奥に蓄積されたメラニン。
もっとも一般的なのは40歳以降に現れる「老人性色素斑」です。
つまり日焼けをした後すぐではなく、年齢とともに現れるものなのです。
シミにはほかにも遺伝性のソバカスや女性ホルモンの変化が原因の肝斑、ニキビ跡などの炎症性色素沈着などがあり、治療方法はそれぞれ異なります。
自己判断で薬などを買わずに皮膚科で診断・治療を受けましょう。
肝斑は内服薬で、シミはレーザーなどで消すこともできます。
日焼けを防ぐには
一般的なシミ「老人性色素斑」は毎日のUV(紫外線)ケアで予防できます。
いわゆる「日焼け止め」は配合成分によって2種類に分けられます。
「紫外線吸収剤」という成分は化学物質のため刺激が強く、「紫外線散乱剤」は肌には優しいですが白浮きしやすいのが特徴です。
肌の弱い方は紫外線吸収剤を含まないもの(ノンケミカル)を選びましょう。
日傘などでは直射日光を防ぐことはできますが、紫外線は乱反射してあらゆる角度からやってくるもの。
日焼け止めをしっかりと塗ることが、一番の予防といえます。
太陽光は“幸福ホルモン”と呼ばれるセロトニン分泌を促進したり、微量の紫外線は体内でのビタミンD合成を進めたりするなど、心身の健康維持に欠かせません。
太陽の恵みに感謝し、上手につきあっていきましょう。
ポイント 美肌のもと・シミのもと
腕利きのエステティシャンは顔のコリをほぐす達人ですが、なによりお客様への“愛情”のこめ方が違うそうです。
ところで、“愛の不在”とは何だと思いますか?
意外に思われるかもしれませんが、実は“無関心”なのです。
美肌のもとが“愛情”なら、本当のシミのもとは紫外線ではなく、ご自分、そしてお肌への“無関心”かもしれません。
シミにお悩みの方は日頃からご自分を褒め、愛をこめてやさしくお顔をなでてあげてくださいね。
(「Are You Happy?」2010年8月号)